こんにちは。昔話をします。
親戚の集まりなんかで父親の実家で飼われていた犬の話を聞くことがありました。名前は忘れてしまいましたが、ビーグル犬で皆可愛がっていたそうです。しかし父親が上京する際に、追いかけようとしたのか逃げてしまった。その話を聞いた時には可愛がっていた犬が逃げてしまい、悲しかっただろうとただぼんやりと思っていました。

ところで映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス はご覧になったことはありますでしょうか。
この映画で相田愛ちゃんという子が思い出の世界の中で、死んでしまったおばあちゃんや犬のマシュマロと再び会うことが出来るというお話があります。
骨折したおばあちゃんのお見舞いに病院に向かう際、マナちゃんは構ってもらいたがるマシュマロに、「またあとでね」と言って病院に向かうのですが、このシーンを見た瞬間、マシュマロはマナを追おうとして死んでしまうのだと理解して、前述の父親の飼い犬の話を思い出しました。
いつもその話を聞くときは何も考えずただ「そういうことが過去にあった」のだとだけ思っていたのに、映画を見て、やっと犬が逃げてしまったその時の感情の質感に触れたような気がしました。
逃げてしまったビーグル犬はどうなったのだろう、どこかで車に轢かれてしまったのではないか、保健所に確保されてガス室で苦しんで死んでしまったのではないか、何処かで優しい誰かの下で生きていてほしいけども…そんなことを考えて父親は苦しんだのではないか。
今でもビーグル犬を外で見るたびによく目で追っていた、ビーグル犬の絵の入ったメモ帳を使っていた。
もやのかかった記憶の輪郭が少しはっきりしたような気がした。

どうも自分はいつも考えることが億劫で、歴史から学べない愚者であり続けてきたなと、そう思ったわけです。

全くもって映画の感想とかではないけども、ちょっと思い出したので。

ラブリンクって言葉も、つるっとしていたのがディテールが入ってきました。

キュアエース、いいよね…

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