「I型さん」とは「内向型さん」のこと。

今でこそ外向型の私ですが、子どもの頃は超人見知りでした。

覚えている最も古い記憶は「幼稚園のお友だちと仲良くなりたいと思いつつも、恥ずかしくて話しかけられなかった」というもの。

こっそりみんなの名札を見て、園にいる全員分の名前を覚えていたのです。
（そのくせ自分からはとても話しかけられなかったし、話しかけられてもまともに返事すらできなかった）

でも実は私は大人しいわけではなく、家族や仲の良い友人たちの前では活発な子どもだった。つまり「内弁慶」タイプだったのです。

20代後半から講師業をスタートし、初対面の人との関係構築は「得意」と言えるようになったのですが、今でも苦手な場面はたくさんあります。

初対面の人に自分のことをアピールするのは苦手。
知り合いのいないパーティは極力避けたい。

知り合いにバッタリ会っても気づかないフリをしちゃう。
人と接するのは好きだけれど、人疲れもしちゃう。

間違いなく「隠れ内向型」です、私。

■20代の頃の私にプレゼントしたい！

さて、尊敬している、母親アップデートコミュニティ代表の鈴木　奈津美さん（なつみっくす）が初の書籍を出版されました。

その名も「I型さん（内向型）のための100のスキル」

「はじめに」の数行を読んですぐに思ったことが「20代の頃の私にプレゼントしてあげたかった！」ということ。

外向型になろうと頑張っては、無理をして、片頭痛を起こしていた当時の自分のことをハグしてあげたくなりました。

積極的で「外向型」な人が目立つ現代社会。
控え目な「内向型」の人は「過小評価」されやすい傾向にあります。

本著ではそんな「内向型」さんが自分らしく幸せな人生・働き方を手に入れるためのノウハウが100個も収録されています！

・自分の「内向性」を受け入れるためには？
・内向型が「人間関係」をつくる・深めるためには？
・内向型が「リーダーシップ」を発揮するためには？
・内向型が「チャレンジ」をするためには？

など、気になりません？？

■取り入れたいTipsが必ず見つかる！

「はじめに」を読んで「20代の頃の自分にプレゼントしたい」と最初に感じた私ですが、読み進める中ですぐに「あぁ、今の私にとってもお守りのような一冊になる」と直観しました。

それだけ（今でこそ）外向型の私にとっても取り入れたいTipsがたくさんあったのです。

例えば・・・

などなど、実践したい内容が書かれているページに折り曲げながら読んでいたら、ドッグイアだらけに。

辞書のようにその時々の悩みに合わせて必要なページを読むこともできるので、ずっと手元に置いておきたい大切な一冊になりました。

■著者の鈴木奈津美さんのこと

最後にこの著者の鈴木奈津美さん（なつみっくす）について少し書きたいと思います。

なつみっくすは、母親アップデートコミュニティの発起人であり、一般社団法人母親アップデートの代表理事もされています。

数百人規模のコミュニティのリーダー、しかも当時の鈴木さんは外資系IT企業で働かれていたということもあり、私の中で勝手に最初に思っていた人物像は「グイグイ引っ張っていく、人並み外れた行動力のあるバリバリリーダータイプ」（今考えるとステレオタイプがひどい）

ところが、初めてオンラインで話した時の鈴木さんの印象は、持っていたイメージとは真逆の「そこにいる全員を主役にしてくれる、ファシリテーター」といった印象でした。

知り合ってから3年強が経ちますが、その気配り力とコツコツ積み重ねる力に心から尊敬をしております。

コミュニティ内で鈴木さんが書籍の出版が決まったことを告知した時、たくさんのコミュニティメンバーが応援のコメントを書き込んでいました。

それはただ単に自分たちが所属している「コミュニティのリーダーだから」ではなく、鈴木さんの人間力に惹かれている人たちがたくさんいるから。

誰に対しても変わらない誠実なあり方。
コツコツと前に進み続けるその姿。
忙しいはずなのに1人1人のことを大切にしてくれているその姿勢。

鈴木さんを見ていると「あぁ、内向型さんの強み・魅力ってまさにこういう所だなぁ」と感じずにいられません。Big Love！

そもそも「内向型に関する書籍を100冊読み、実践する中でうまくいったことを100個にまとめた」という、この書籍のあり方そのものが、内向型さんの強みが出てますよね。巻末のブックレビューもすごい！

というわけで、最後はラブレターみたいになりましたが、内向型さんにも外向型さんにも、管理職の方やコーチ等、誰かを支援する立場の方にもぜひぜひ読んでいただきたい一冊です。

書籍出版にあたって「メンタルブロックをどう乗り越えたのか」というこちらのnoteも必読です。私はとても励まされました。