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激走馬「至高のレシピ」【統計 競馬】

こんにちは。競馬チームエリーゼ所属「にっしゃん」です。
以前に書き溜めたものに手を加えて掲載します。
標題通り、内容は激走馬のレシピになりますので、自分の手の内を見せることになりますが、世の中、GIVEしなければTAKEはないので、レシピをちゃんと書いています。

さて、まず、激走馬の定義を次とします。
「穴馬か本命馬かは別にして、パターンに嵌れば、馬券になりやすい馬のこと」
とします。

■「至高のレシピ」
至高のレシピと銘打つくらいですから、嵌れば美味しい馬券になりやすく、まさに至高です。
そこで、この激走パターンが嵌ったレースを事例として紹介しながら、その効果を示します。

まず、本題の「至高のレシピ」を記載します。
材料と加減
「TR(タイムランク)1位、且つ、前走で当該タイム値を取得しており、且つ、2走前と3走前で格下1着や同クラスで好走していないこと」
です。「何、これ?」と思う方が多いでしょうが、事例を記載していますので、最後までお付き合いください。
また、上記レシピに記載した2走前と3走前で格下1着や同クラスで好走していないことが、至高になるポイントになります。

あと、至高のレシピには派生レシピが何通りかあります。派生レシピでは、TR2位以下も対象になります。そこで、以下の事例では、参考までにTR2位も記載して説明しています。

■事例紹介
下表は、今から4年前、2018年のダービーの分析表です。この年の年初から、この「至高のレシピ」を使っています。
2018年5月27日
東京 10 R G1 ダービー 芝2400

NO PR CR BR SR TR AR
01 02 01 01 05 04 15 ダノンプレミアム
02 17 18 11 16 12 05 タイムフライヤー
03 14 07 16 01 18 16 テーオーエナジー
04 11 09 17 10 03 17 アドマイヤアルバ
05 10 10 04 09 07 12 キタノコマンドール
06 15 17 10 18 05 06 ゴーフォザサミット
07 13 12 14 14 01 02 コズミックフォース 3着
08 12 03 02 04 09 14 ブラストワンピース
09 18 15 15 15 11 01 オウケンムーン
10 07 11 09 17 02 07 ステイフーリッシュ
11 08 13 13 11 17 03 ジャンダルム
12 04 02 06 02 13 10 エポカドーロ 2着
13 16 16 05 13 14 11 グレイル
14 05 06 18 08 08 18 エタリオウ
15 01 04 08 07 06 08 ステルヴィオ
16 09 05 07 03 16 09 ジェネラーレウーノ
17 03 08 03 12 10 13 ワグネリアン 1着
18 06 14 12 06 15 04 サンリヴァル
この2018年のダービーのTR(タイムランク)とタイム値(今はnoteにタイム値を掲載していません)を以下のように抜粋します。
NO TR タイム値
01 04 88.18 ダノンプレミアム
02 12 68.63 タイムフライヤー
03 18 49.71 テーオーエナジー
04 03 88.52 アドマイヤアルバ
05 07 84.47 キタノコマンドール
06 05 85.18 ゴーフォザサミット
07 01 91.60 コズミックフォース 3着
08 09 80.94 ブラストワンピース
09 11 71.81 オウケンムーン
10 02 91.42 ステイフーリッシュ
11 17 60.61 ジャンダルム
12 13 65.68 エポカドーロ 2着
13 14 64.91 グレイル
14 08 82.30 エタリオウ
15 06 85.11 ステルヴィオ
16 16 61.67 ジェネラーレウーノ
17 10 79.93 ワグネリアン 1着
18 15 62.62 サンリヴァル
TR1位のコズミックフォースは、前走プリンシパルSを勝ち、このタイム値を取得しています。2走前・3走前では、3走前に格下のクラスのG3で2着していますが、格下は1着以外は好走とみなさないので、至高のレシピに該当します。
参考までにTR2位のステイフーリッシュも説明します。ステイフーリッシュは、前走京都新聞杯を1着しており、このタイム値を取得しています。但し、3走前にホープフルS(G1)で3着しており、休みを挟んではいるものの、同クラスの好走実績があり、至高に該当しません。そもそもTR1位ではないので該当しませんが、もしTR1位でも該当しないという説明になります。

次に、今年のヴィクトリアマイルのソダシも、この至高のレシピに該当します。ただ、前走がダートのフェブラリーSで、当日の馬場状態も回復していたことから、非常に迷いましたが、至高に該当しています。
2022年5月15日
東京 11 R GI ヴィクトリアマイル 芝1600

NO PR CR BR SR TR AR
01 02 05 04 10 03 13 デアリングタクト
02 10 06 03 03 11 14 ソングライン
03 14 09 08 04 08 09 メイショウミモザ
04 08 16 15 17 15 02 マジックキャッスル
05 07 13 02 16 01 15 ソダシ
06 15 02 17 01 18 17 ディヴィーナ
07 06 10 05 09 07 12 レシステンシア
08 17 11 14 02 14 03 クリノプレミアム
09 13 15 16 11 17 01 アブレイズ
10 16 14 18 06 16 18 ローザノワール
11 03 01 06 05 06 11 ファインルージュ
12 09 04 09 07 09 08 ミスニューヨーク
13 01 03 01 08 02 16 レイパパレ
14 11 12 10 14 04 07 アカイイト
15 04 07 07 12 12 10 アンドヴァラナウト
16 12 17 12 13 13 05 デゼル
17 18 18 11 18 10 06 シャドウディーヴァ
18 05 08 13 15 05 04 テルツェット
同様にタイム系だけを抜粋します。
NO TR タイム値
01 03 97.25 デアリングタクト
02 11 89.17 ソングライン
03 08 90.12 メイショウミモザ
04 15 86.05 マジックキャッスル
05 01 99.49 ソダシ 1着
06 18 78.20 ディヴィーナ
07 07 90.61 レシステンシア 3着
08 14 86.06 クリノプレミアム
09 17 81.81 アブレイズ
10 16 81.98 ローザノワール
11 06 92.14 ファインルージュ 2着
12 09 90.11 ミスニューヨーク
13 02 97.74 レイパパレ
14 04 95.65 アカイイト
15 12 89.13 アンドヴァラナウト
16 13 88.08 デゼル
17 10 89.86 シャドウディーヴァ
18 05 94.07 テルツェット
TR1位のソダシは、前走フェブラリーSで3着し、このタイム値を取得しています。2走前・3走前は同クラスのG1を二桁着順で好走していないので、至高のレシピに該当します。
同様に参考までにTR2位のレイパパレについてですが、前々走の金鯱賞で、この最高タイム値を取得していますので、たとえレイパパレがTR1位だとしても、至高には該当しない説明になります。

そのレイパパレの前走の大阪杯では、エフフォーリアがTR1位(タイム値 104.12)でした。ただ、エフフォーリアは、2走前・3走前にG1で1着2着があり、至高には該当しません。
加えて、タイム値が100を超える事は良いことだけではありません。その反動で、その後に体調を崩してしまうのか、人気を背負って簡単に負けてしまったりします。アーモンドアイもそうでしたが、きっと、エフフォーリアも復活します。
ちなみに、タイム値100は、回帰分析上の仮想レコード、つまり仮想の限界基準値ですので、取得後、身体的負担が過大になるのも当然かもしれません。
2022年4月3日
阪神 11 R GI 大阪杯 芝2000

NO PR CR BR SR TR AR
01 16 11 15 04 16 15 スカーフェイス
02 14 16 09 16 08 06 レッドジェネシス
03 11 05 13 06 14 02 ヒュミドール
04 04 03 02 07 02 13 ジャックドール
05 12 10 07 10 06 08 アカイイト
06 03 02 01 05 01 14 エフフォーリア
07 15 15 06 09 10 09 ウインマリリン
08 08 12 10 15 05 05 ポタジェ
09 05 01 08 01 12 07 アリーヴォ
10 06 06 05 08 04 10 ヒシイグアス
11 02 08 11 14 09 04 ステラリア
12 09 14 14 12 07 01 ショウナンバルディ
13 07 04 04 03 15 11 キングオブコージ
14 01 07 03 13 03 12 レイパパレ
15 13 09 16 02 13 16 アフリカンゴールド
16 10 13 12 11 11 03 マカヒキ
同様にタイム系だけを抜粋します。
NO TR TV
01 16 68.73 スカーフェイス
02 08 93.18 レッドジェネシス
03 14 76.14 ヒュミドール
04 02 101.71 ジャックドール
05 06 95.66 アカイイト
06 01 104.26 エフフォーリア
07 10 84.30 ウインマリリン
08 05 95.85 ポタジェ 1着
09 12 83.87 アリーヴォ 3着
10 04 96.90 ヒシイグアス
11 09 89.62 ステラリア
12 07 93.59 ショウナンバルディ
13 15 74.46 キングオブコージ
14 03 97.70 レイパパレ 2着
15 13 82.51 アフリカンゴールド
16 11 84.15 マカヒキ
なお、この時期(3月末~4月上旬)、今よりも多忙だったため、noteに上記データを掲載できていません。
また、3着のアリーヴォは、違うパターンの激走馬になっています。詳しくは機会があれば書きますが、簡単なレシピは次になります。
「CRとSRが両方高く、且つ、PR上位の馬」になります。

前述の2018年のダービー2着エポカドーロも、この激走パターンに該当します。

さて、最後に直近の平場のレースの事例です。
2022年5月15日
新潟 11 R 3勝 芝1800

NO PR CR BR SR TR AR
01 03 04 04 03 05 06 ブレイブメジャー
02 07 10 09 10 06 01 ワールドスケール
03 05 03 01 05 03 09 シルヴェリオ
04 09 01 02 04 02 08 クロワドフェール
05 06 05 10 06 04 10 ワールドヘリテージ
06 08 07 07 08 07 03 シャフトオブライト
07 01 08 06 02 10 04 ドンアルゴス
08 02 02 03 01 09 07 レインカルナティオ
09 10 06 05 07 08 05 イロゴトシ
10 04 09 08 09 01 02 タイセイモンストル
同様にタイム系だけを抜粋します。
NO TR タイム値
01 05 79.32 ブレイブメジャー
02 06 78.81 ワールドスケール
03 03 81.89 シルヴェリオ 2着
04 02 93.11 クロワドフェール
05 04 79.68 ワールドヘリテージ 3着
06 07 75.83 シャフトオブライト
07 10 61.62 ドンアルゴス
08 09 66.87 レインカルナティオ
09 08 73.63 イロゴトシ
10 01 99.37 タイセイモンストル 1着
TR1位のタイセイモンストルは、前走3勝クラスの特別戦で6着し、このタイム値を取得しています。2走前・3走前に格下・同格の好走実績がなく至高のレシピに該当します。
noteの買目通り、この頭数で3連複27,370円もつきました。

この至高のレシピは、結構な頻度で発生し結果も出ます。ですから、この激走パターンに嵌まる時、ちょくちょく自分の勝負馬券になっています。つまり、そのくらい至高のレシピは美味しいのです。

また、これは想像でしかないのですが、近走パッとしない成績の馬が、何かをきっかけに、前走で非常に優秀なタイムで走破した時、馬を管理し使う側としたら、次走は更に仕上げて勝負をかけたくなるだろうと考えていています。
実は、この想像から、この至高のレシピを作っています。なので、使う側の感覚から、冒頭に書いたように派生レシピも作っています。例えば、タイム値が接近した馬がそろった時などに、派生レシピが威力を発揮します。

最後に、この至高のレシピが使えるかどうか、是非、みなさまも確認してみてください。もしかすると、まったく違う素晴らしい考察もできるかもしれません。

少しでもご参考になれば幸甚です。

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