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パセージフォローアップ&いざない輪読会 2018/04/28

パセージがおわったばかりの新しいメンバーさんが参加してくださいました。

私は、自助グループのことを、継ぎ足す焼き鳥のたれのイメージをもっています。

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最初にしょうゆがあり、焼き鳥を入れ、また新しいしょうゆが入る。その繰り返しでとてもいいタレが醸し出されていく。最初のしょうゆは古いメンバーさん。焼き鳥さんは貴重なエピソードたち。新しいしょうゆは新しいメンバーさん。エピソードを出さず、本だけのお勉強ではいい味はでない。どれが欠けてもいい味は出ない。すべてが合わさって、ぐるっとかき混ぜていい味になる。

今日、新しいメンバーさんのエピソードを扱った。その方はパートナーさんとの話を出してくださった。パセージ中も幾度か事例を出してくださったのだけれど、パートナーさんへの「構え」を変えるところまではいかなかった。せっかくパセージにきてくださったのに、なんだか申し訳ない気がしていていた。

そして、今日、パセージフォローにお見えになってくださり、とても嬉しかった。アドラー心理学の学びの段階に「知る」→「わかる」→「できる」→「教える」があると野田先生から教えていただいた。パセージ初受講が終わった段階は、一部が「わかった」→少しずつ「できていく」段階だろう。これから一緒にアドラー心理学的な暮らしが「できる」ようになるのがフォロー会の醍醐味なのだ。

いつも通り「今日のリーダー」(=進行役)を決め、今日は「勇気づけの歌」を使ってエピソードを味わい、みんなで考えることにした。リーダーと古いしょうゆさんたちの力で新しいしょうゆさんが溶け込んでいくのを目の当たりにした。新しいしょうゆさんがいっきに円やかになった。きっとこれからもきてくださるとおもう。

パセージは、受けたら終わりではない。これからが「できる」ようになるためのお稽古が始まるのだ。

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次回の休日版パセージフォローアップは、
5月5日(土)です。
ご参加希望の方は、
adlertokyo@gmail.comまで
ご連絡ください。

*パセージはアドラー心理学にもとづく育児プログラムです。育児プログラムであることをご理解いただいた上で育児中でない方も1コースにつき数名受講ができます。

アドラー銀杏の会は、アドラー→ドライカース→シャルマン→野田俊作の系譜のアドラー心理学を学び、伝承している学習グループです。日本アドラー心理学会が内容を把握し、アドラー心理学の普及につとめています。