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元気をもらえるちょっといいお話12「己に勝つ」

こんにちは、くらです。

己に勝つ。

この言葉は昔からよく聞いていました。

特に漫画で(笑)。

私の小学校時代はスポーツ根性ものが一世風靡してました。

巨人の星、あしたのジョー、柔道一直線、エースをねらえ、など、私の読んでいたもんはほんの一部かもしれませんが、とにかくスポコンものはたくさんあった。

これらの根底にあるのは、「己に勝つ」だったと思います。

最初は人より恵まれた才能があってうまくいっていても、必ず壁にぶつかる。

そこから先にいくには、「己に勝つ」しかない。

では、「己に勝つ」とはどういうことなのか。

われに勝つ

月刊誌『中心』を発行していた、常岡一郎さんの言葉である。

「勝つ。この勝ち方にもいろいろある。喧嘩に勝つ。やせがまんや屁理で勝つ。それに勝っても他人は喜ばない。人を苦しめることになる。これでは人の心も天の心も暗くなる。天、人、我、共に喜ぶ。そんな勝ち方は『われに勝つ』ことである。

(中略)

この場合のわれとは何であろうか。それは自己の我執である。わがままである。きままである。朝寝、無精、屁理屈・・・・である。

これに打ち克って朝も早く起きる。人のいやがることを、いそいそと果たす。わがままを捨てて勤めきり、つくしきる。そうして人を喜ばせる。これが『われに勝つ』ことである」
(『小さな人生論③』藤尾秀昭(到知出版社)より引用 P84-85)

「己に勝つ」、つまり「われに勝つ」とは、自分も、人も、天も喜ぶ勝ち方を意味する。そのためには、まず、己を知らなければならない。なぜ自分は、怒るのか、やせがまんするのか、執着するのか、我を張るのか、それを越えて、初めて「己に勝つ」ことができる。

そして、それは、そんな自分を変えるのではなく、まず、受け止めることから始まる。長い間培ってきた癖や性質はそう簡単に変わるものではない。そう簡単に変わるものか、と考えている自分を認める。

そして、変わるというより、新しい自分を追加していくと考えたほうがうまくいく。人は、色々な面を持って、人として面白くなる。そんな面白い自分を創っていくのだ、と、楽しむ方が、天も人も我も喜ぶだろう。

今回もお読みいただきありがとうございました。


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自分に自信がなくても、そのままの自分をお話いただき、あなたはそのままですごい人だということを気づいていただければと思っています。

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