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人生を切り開く言葉14「周りを照らす」

こんにちは、くらです。

人間年を取れば取る程、周りを照らすような生き方ができればいいな、と思います。

「『天意(てんい)夕陽を重んじ、人間晩晴(ばんせい)を尊ぶ』

栄一(渋沢栄一)が晩年、好んで揮毫(きごう)した言葉である。

朝日の美しさは言うまでもないが、夕陽の美しさも格別である。太陽は一日中働き、沈む瞬間に一際(ひときわ)鮮やかな光を放つ。夕陽があんなに美しいのは、天がそういう生き方を賞賛しているからである。

人間もまた夕陽のように、晩年になればなるほど晴れ渡り、残照で周囲を照らすような生き方をしなさい、ということをこの言葉は教えている。

栄一もそのような人生を生きた。私たちもまた年と共に佳境に入り、晩熟、晩晴していく人生を目指したい。」

(月刊到知2022年3月号「特集 渋沢栄一に学ぶ人間学」より引用 P9)

日本の近代化に貢献し、5百にのぼる会社の設立に関わる大きな仕事をした渋沢栄一。

生涯の師と仰いだのは、孔子であったそうです。

「忠恕」(物事に真心を尽くし、人を思いやる)精神を、最後まで貫こうとしていたそうです。

北京オリンピックの日本勢は本当によく頑張っていると思います。色々な壁や問題が起こる中で、それぞれの役割をなんとかして貫こうとしている。

それを見ると、世の中には、毎日オリンピック選手に負けないくらい、真心を貫こうとしている人たちがたくさんいると感じます。

表には出てこなくても、真心を尽くし、人を思いやる気持ちが、いつかコロナをどこかへ追いやってくれるのだと信じられる気がしています。

今回もお読みいただきありがとうございました。


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