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【追悼】 疾風のブレードランナー

時代の先の先、未来を生きた人。
2023年10月19日に脳幹出血で突然亡くなってしまった櫻井敦司は、まさにそんな人だった。
今思えば BUCK-TICK の曲名でもある「疾風のブレードランナー」とは、彼自身のことだったのかもしれない。

櫻井敦司。
僕らファンは親しみを込めて、彼のことを「あっちゃん」と呼んでいた。

奇跡のようなそのルックスと妖艶な雰囲気、ステージで魅せる野獣性、でもとても真摯で誠実な人間性。ユーモラスな面もたくさんあって、本当にみんなから愛されていた。

まだ高校生の頃、BOØWYが解散して心が空洞になっていた僕が次に好きになったロックバンドが、BUCK-TICKだった。
ちなみにBUCK-TICKも、BOØWYと同じく群馬が生んだロックスター。あの氷室さんが通った高校に彼も通っていた。奇跡の先輩後輩。
当初ドラムをやっていた彼に「お前はヴォーカルをやったほうがいい」と氷室さんが勧めたというのは有名な逸話だ。

BUCK-TICKの「ANGELIC CONVERSATION」は初期の曲だけれど、永遠に残るであろう不朽の名作。美しすぎるメロディーと歌詞の世界観、金髪を振り乱して歌う若き櫻井敦司。初の武道館公演でのこの演奏、ぜひ観てほしい。

BOØWYは人気絶頂のうちに解散してしまった。それもカッコいいし美しいけれど、BUCK-TICKは解散せずメンバーも減ったり変わることもなく、35年間ずっと続けてきた。これもまた、BOØWYと同じくらい本当にカッコいいし美しいことだと思う。

僕も大人になってから再び思い出したようにBUCK-TICKに返り、30年以上も前の東京ドーム以来、再びLIVEにも行った。大好きな武道館だった。

ずっと一緒に続けてきたメンバーたちが本当に楽しそうに演奏し、あっちゃんも楽しそうに歌っている円熟の「スピード」 これも、ぜひ観てほしい。

最後にあっちゃんが言った「また逢いましょう」の言葉が、今とシンクロしてしまって何だかとてもつらいのだけれど。

2023年10月19日。あっちゃんは3曲目で倒れたとか。ステージで倒れそのまま救急搬送され、その夜に息を引き取ったということは、亡くなった時もステージ衣装のままだったのだろうか。真偽は定かではないけれど。
もしそうだとしたら。彼にとって、そして僕らファンにとっても、それがせめてもの救いだったような気がする。彼はロックスターのままで旅立った。

櫻井敦司さん、今まで本当にありがとうございました。
これからも聴き続けます。

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