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江戸時代の町並みが残る旧中山道「妻籠宿」に行ってきました

こんにちはRYUです。皆さんは「妻籠宿」(つまごじゅく)についてご存知ですか?旧中山道69次の42番めの宿場町で、幕末には31軒の宿が並び、盛況を呈していました。1968年から1970年の間に26軒の宿が修復して保存され、江戸時代の宿場町の町並みを現在も楽しむことができます。

コロナ前は外国人で大盛況!だった妻籠宿も、現在は人が少ない・・・と聞いたので、奥さんの希望で行ってみることにしました。現地に着いたら・・本当に人が居ませんでした(汗)。

ホントにガラガラ(汗)

まず「妻籠宿」の位置はこちら。車の場合は中央道の中津川ICから19号線で約15km、JRなら最寄り駅の南木曽駅からバスで10分ほどです。

私は「密」を避けて車で行ってきたのですが、現地到着時の画像がこちら。途中渋滞もなかったですし、4つある公営駐車場のうち、もっとも街道に近い中央駐車場も本当にガラガラでした。コロナ前の休日だったら?ありえない風景です。

河を渡ると、いよいよ旧街道に入ります。たしか中学生の時に行楽で来たはずなんですが、全く記憶がありません(汗)

しかし、この後で風景は一変。

江戸時代にタイムスリップ!

美しい街並みです。宿場町の景観を保存している地域は他にもありますが、おそらく規模では妻籠宿が日本一ではないかと思います。アドパブのnoteでも以前「有松」を紹介したので、街並みスキな方はこちらもどうぞ。

こちらが妻籠宿のエリアマップなんですが、「光徳寺」以外は急坂や長い階段も無く、2~3時間散策するにはちょうどいいスポットです。

神戸出身で妻籠宿は初めて!の奥さんも喜んでました。聞いた限りでは、関西方面で景観が保存された宿場町はあまり無いらしいです。まあ関西の旧い町並みといえば、ボスキャラの「京都」がありますからね・・・

こちらは酒屋さん。今日は休業ですが、閉店ではないようです。

なんと、現在も泊まれる宿が多数あります♪ 一度は泊まってみますか。

庶民が泊まった「旅籠」も再現されていて、屋内が見学できます。こちらは見学用で宿泊できません。

旅籠の屋内は板の間と土間だけ。で、部屋を暖める暖房は火鉢だけ!冬は積雪する地域ですから、きっと寒かったでしょうね(汗)。

下の画像は、大名が泊まった本陣です。畳部屋もありますし、旅籠に比べたら遥かに豪華!ですが、寒そうなのは変わらず・・・。

こちらは明治天皇が泊まったという脇本陣。案内の方が丁寧に説明してくれました。ちなみに本陣・脇本陣・博物館は有料で、3館セット700円です。

路の端々に風情があって、往年の賑わいを感じさせてくれます。

どちらを見ても、背景に山肌が見えてキレイです。

工芸品のお店や蕎麦屋、カフェもあるのですが、現在は営業している店が少ないです。ちなみにお店に入らなくても、何箇所か公営トイレが設置されているのでトイレは安心です。

こちらはお菓子屋さん。ちょうど「栗きんとん」のシーズンです。ちなみに愛知・岐阜近辺の「栗きんとん」はこんな形をしていて、100%栗です。関東では「サツマイモペースト+部分的に栗」の栗きんとんが一般的なので、初めて見る方は驚きます。神戸出身の奥さんも驚いていました(笑)。


さて、妻籠宿を一通り見た段階で16時になってしまったのですが、ここまで来たのだからついでに!ということで・・・・

次の宿場町「馬籠宿」にも行ってきました。

「妻籠宿」から6kmくらい離れたところに、旧中山道の次の宿場町「馬籠宿」(まごめじゅく)があるので、今回はこちらにも足を伸ばしてきました。「馬籠宿」は島崎藤村の出身地で有名で、街道筋にはお菓子や蕎麦屋、土産物屋などが立ち並び、現代的な観光地になっています。本格的な旧い町並みを期待するなら妻籠宿、食べ歩きや買い物も含めて、現代的な観光を楽しむなら馬籠宿を選択してください。両方見て頂くのがベストですが、妻籠宿=馬籠宿のバスは1日5便くらいなので、バスを使う方は事前に時間を調べて計画してくださいね。

▲馬籠宿から見える恵那山(2,191m)

いかがでしたか?妻籠宿~馬籠宿の散策はカップルでもファミリーでも楽しめます。私は最後まで中学生時代に来訪した記憶が蘇えらなかったものの、半日ゆっくり楽しめました。皆さんもコロナが収まったら、ぜひお出かけください!(RYU)