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グローバルSIMの期限について理解しておこう

海外旅行に持っていくグローバルSIMですが、それには使用期限というものがあります。

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グローバルSIMの期限について端的にまとめたものが上の図です。これを使用して説明します。

SIMはアクティベーションによって機能が始動します。その方法はSIMを端末に刺し最初に通信を行ったときに自動でなされるものと管理アプリでその機能をオンにしたときにアクティベーションされるものとがあります。そこからAの期間が始まります。

SIMにはアクティベーションしてから5日や10日など期限が付されています。その期限が来ると有効期間終了となりBの期間に入ります。この期間はSIMの機能が使えませんが完全に終わってしまったわけではありません。通信事業者ごとに違いがありますが、自分のSIMに対するチャージ分の金額がBのタイミングで消滅してしまうものと、まだ保持されているものがあります。そしてBの時期にあるうちは、また使えるようになります。

Bの期間が過ぎるとCの「再開猶予期間終了」となり完全にSIMの機能は停止します。

さて、海外旅行においてSIMを使い切りとしているのであればこの使用期限というのはあまり問題にはなりません。しかし定期的に海外に出かけるのであればそのSIMを再度使うということも考慮すべきでしょう。

例えばそのSIMの販売価格が1GB、30ドルだとします。しかし通信事業者の中にはそのSIMのデータだけを「アドオンパッケージ」として販売しているところもあります。それが1GB、20ドルだったりします。そうなると同じものを使い切ってから買いなおすより、SIMを維持してアドオンを購入したほうがお得ということになります。しかしそれにはちょっとした罠もあります。そこで考えなければならないのが、そうです「使用期限」です。

上の図を見ていただくとわかるのですが、AとCの間にBの期間がありますがSIMを維持するためにはこのBの時期についてよく考慮しなければなりません。このBの長さというのはそれぞれのSIMによって違ってきます。たいていは1か月30日というものです。さらにこれを延長したいと思ったなら主に4つの方法でそうすることができます。

1つは自分のSIMに再度チャージすること、2つ目は何らかの方法でSIMの有償通信を行うこと、3つ目は通信事業者が設定している「3ドル分を延長料金として支払う」などの機能を利用しそれを支払うというもの、4つ目は通信事業者が自動で延長料金をチャージ分から引き落とすものです。

SIMの説明書などには「どれくらいの金額をチャージすればどれほどの期間を延長することができるのか」が書かれています。例えば「3ドルチャージして60日延長できます」などです。ここで問題となってくるのが「自分の場合どれほどの期間延長する必要があるのか」というものです。

次の旅行は60日後ということであれば3ドル分だけで済みますから、SIMを維持したほうがお得ということになりますが、一年後ということであればどうでしょうか? 12ドルを超えることになりますのでそれを含めてアドオンを購入するとなると32ドルになってしまうので、維持するより新しく買ったほうが良いということになります。

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