見出し画像

2留慶應生が青ナミを本気で考えてみた。〜基礎編〜

このデッキ使ってみると、一番多い意見は「難しい」だと思います。
その最大の理由は、「手札枚数管理の難しさ」にあると感じました。

手札はどういう時に増える?

まず、カードの効果を考えなかった場合の前提条件をおさらいしましょう。

ナミデッキは「この前提条件を骨の髄まで理解してようやく回るデッキ」です。この部分は、たとえ電車の中でも音読してもらいたい、くらい重要です。

手札に加わる枚数=初手の5枚+ライフにダメージを受けた回数+ドローフェイズの回数ーバニッシュを受けた回数
ナミデッキにおける最重要公式①

「、、、そりゃそうだろ。」と、そんな気持ちになって当然。それくらい「ワンピカの大前提」と言えます。

なぜこの前提条件に触れるか

ゴムゴムの大槌という「諸刃の剣の極み」が登場したから、です。

必須級の効果。

1ドンでデッキ枚数を2枚減らせるだけでも強いのに、+4000カウンターになれる。オマケにトリガーも強い。そんなカードです。

しかし、このカードを使うと、手札枚数的には「ゴムゴムの大槌+もう一枚」で2枚減ることになります。

ここで、先程の前提条件に立ち戻ってみましょう。

後攻で8ターン経過しても、手札に加わるカード枚数は最大で18枚です。対してドンは、60ドン使えます。

手札1枚の価値>>1ドンの価値

であること。それは重々理解したうえで使う必要があります。

カード効果で手札枚数はどう変わるか。

ここからが本題です。例をまず2つ。

例1:「サンジのピラフ」

ワンピカ版「強欲な壺」

このカードを使った場合、①3ドンを使う、②手札からサンジのピラフが1枚減る、③デッキから手札に2枚加わる

という効果処理が行われるため、手札が1枚増える(表では、-1枚減る)ことになります。

例2:「オーバーヒート」

トリガーまでも強い。

このカードを使うと、①2ドンを使う、②手札からオーバーヒートが1枚減る、③自分のキャラを選択すれば、場から手札に1枚加わる

という効果処理が行われるため、手札枚数は変わらない(表では、0枚減る)ということになります。

カードの効果はデッキ枚数にも作用する。

さあ、ようやくデッキ残り枚数の話に入っていきます。まずは、こちら。

デッキの残り枚数=40ードローフェイズの回数ーカードの効果で減った枚数
ナミデッキにおける最重要公式②

この値が0になった時、特殊勝利出来る。それがナミデッキということになります。

まずは次の表をご覧ください。

各カードを使うと、手札、ドン、デッキがどれだけ減るかまとめてみた。

k=攻撃する際につけたドンの数
n=ライフにダメージを与えた回数

また、次の二つは参考までに

参考①
参考②

後攻なら7ターン目、先攻なら8ターン目に決めれるデッキを作れれば、どうにかなると感じています。

その場合、カードの効果で「33枚」を減らす必要があります。

また、手札に加わる枚数の最大値は17枚であり、累計ドン数は50である。

バウンスや、カウンターとして手札を切ることも考慮すると、

  • 手札消費1枚につきデッキを3枚減らす

  • 10ドンでデッキを8枚減らす

のどちらも満たせるようなカードでデッキを減らすことが必要になる。

表の使い方!がてら考察

①オーバーヒート+カヤ

カヤを出し、オーバーヒートで戻し、再度出すというプレイング。
これは「手札2枚と4ドンを消費し、デッキを4枚減らす」というコンボ。
→手札効率△、ドン効率◯

カヤを2度出す為のコンボとしては「not bad」程度の評価。

しかし、オーバーヒートは
①2ドンを払う ②手札からオーバーヒートが1枚減る ③+2000カウンター2枚切る代わりとして働く効果 ③逆にカヤ「+2000」を手札に1枚増やすという効果。
→7000以上のアタックに対しては、手札消費-2と見れる、ので非常に強いです。(メロメロメロウも同様の理由で非常に強い)

②ゼフ+カヤ

同様に、ゼフで戻してカヤを二度出すというプレイング。
これは「手札2枚と7ドンを消費し、デッキを6枚減らす」というコンボ。
→手札効率◯、ドン効率◯

ライフに攻撃を通せれば更に7枚減らせるため、非常に強い。

③サンジのピラフ+カヤ

手札0枚と4ドンを消費して、デッキを4枚減らす→手札効率◎、ドン効率◯

4ドローして2枚捨てる。強い。

④ダズボーネス+大槌

手札2枚と2ドンを消費して、デッキを2枚減らす→手札効率×、ドン効率◯

+2000を2枚切って、デッキを2枚減らす感じに。

⑤ダズボーネス+ウソップ輪ゴム

手札1枚と2ドンを消費して、デッキを1枚減らす→手札効率×、ドン効率×
これは確実にナシ。

⑥ウソップ海賊団+ウソップ

手札1枚と5+kドンを消費して、デッキを7枚減らす→手札効率◉、ドン効率、◯

ただ、攻撃が通りそうな時にだけ有効なコンボなので、使い所はかなり難しい。

⑦ナミ+ガイモン

手札1枚と2+kドンを消費し、デッキを4枚減らす→手札効率◯、ドン効率◯(k≦3を満たす時)

ナミの6000,7000,8000アタックが通る時に使うコンボ。(2ターン目の一つの選択肢)

⑧モージ+カバジ

→カバジ1枚:手札効率×、ドン効率△
カバジ2枚以上:手札効率◎、ドン効率◯

モージを出した後、カバジを出せるだけ出すコンボ。カバジは何枚出しても手札は減らないため、手札消費は1で済む。2枚以上カバジを出すなら強い。

⑨サーチ(バギー等)

→必要期待値は、4/5枚。よって、手札以外にサーチ対象が7枚眠ってれば、1ターン目にサーチしてもオッケー。
→下の4か5枚が何か分かってれば勝てる局面も多い→採用あり。

バギー→Mr.2と唐草、ダズボーネス、デスウインク、インペルダウンオールスターズが候補。
バロックワークス→Mr.2、社長、サーブルスが候補

最後に

デッキを減らす上での考え方を中心に話しました。しかし、このデッキを強くしてくれるのは「相手キャラのバウンス」にあります。

手札に戻してしまえば、相手としては「登場に使ったドンが丸ごと無駄になる」「攻撃権が一個減る」訳です。

なので、同じドンを使ってブロッカーを出すよりは間違いなく効率がいいです。
相手にドンの無駄をさせ続けることで、試合を長期化させること。それでようやく見えてくる、7ターン目の勝負です。

ただ、このバウンスもまた、手札は1枚減っています。手札は限りある財産です。大事に使いましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?