見出し画像

学生研究員レポート第一弾! 新テクノロジーってぶっちゃけ…ワクワクor不安!?

みなさん、こんにちは!アドビ未来デジタルラボ編集部です。
ラボでは、5月に学生研究員を募集し、7月に学生研究員プロジェクトを始動しました。

学生研究員プロジェクトでは、11名の学生が、3グループに分かれ、3月までグループで設定した研究テーマについて、調査・研究を行い、グループごとにワクワクするデジタル社会の未来に対する提言を行う予定です。

このnote記事は、各グループの活動の進捗をまとめたものとなります。グループごとに、学生が執筆を行いました。第1弾の2本目となるこの記事は、最新テクノロジーグループからのレポートです。


1)わたしたちについて

はじめまして、こんにちは!

記念すべき第1回目のCat cafeのログレポートを務めさせていただくということで、非常に気合が入っている田中です。

最初のレポートということで、簡単に私たちCat cafeの自己紹介をさせていただきたいと思います。このチーム名になった経緯としては…

3人ともカフェ巡りが好きなのに、猫舌だからホットドリンクが飲めない!!

という共通点からです。はじめましてから15分間でチーム名を決めなくてはならないということで、絞り出して名付けました。

これから活動終了する3月までの間に、もっともっとお互いのことを知って共通点も見つけていけたらいいなと思っています🐱皆さま、これからどうぞ宜しくお願いしますにゃ~。

2)新テクノロジーとの関わり方について

さて、ここからが本題です。私たちのチームでは、

新テクノロジー(①生成AI、②メタバース)と社会との関わり方

について研究したいと思います。

アメリカのOpen AI社が開発したChatGPTを筆頭に、昨今【生成AI】に関心が集まっています。

生成AIとは、ジェネレーティブAIとも呼ばれるAI技術のうちのひとつで
従来のAIとは異なり、学習済みのデータを基に全く新しいコンテンツを0から生成できるものです。

私が実際に、生成AIをどのように利用しているかというと・・・

対話型のAIチャットであれば、ちょっとした調べものをするために検索エンジン代わりとして使ったり、暇な時間に話し相手になってもらったり。

画像生成AIには、自分の顔写真から似顔絵を描いてもらったり…などなど。(現実とは似ても似つかない美少女が爆誕して、目を見張ったものです。)

生成AIの楽しみ方は本当に多種多様です。
「私はこう使っているよ!」「こういう使い方もあるよ!」というイチオシの楽しみ方がありましたら、ぜひコメントで教えてください🎶

私たちは、生成AIの他に【メタバース】も新テクノロジーの一例として研究したいと考えています。

メタバースとは、「インターネット上に存在する三次元の仮想空間」のことを指します。

「仮想現実」と訳されるVR(Virtual Reality、バーチャルリアリティ)とメタバースは、似て非なるものです。

VRは、ゴーグルやヘッドセットを用い、1人で仮想の映像や空間を体験するためのもので、他者との関わりは考慮されていない一方、

メタバースは、自分自身の分身であるアバターを用いて他者と交流することに主眼が置かれています。

新型コロナウイルスの流行によって、現実世界で行われていたイベントや経済活動は制限を余儀なくされました。

しかし、メタバースを活用することでその制限なしに様々な活動ができるようになり、これまで以上にメタバースに注目が集まるようになったのです。

VRと近しい技術に、ARやMRがあります。

ARは(Augmented Reality、アグメンティッドリアリティ)の略で「拡張現実」、MRは(Mixed Reality、ミックスドリアリティ)の略で「複合現実」と訳されます。

具体的には、
ARはスマートフォンやタブレット端末を用いて、仮想空間の情報やコンテンツを現実世界に重ね合わせて表示することで現実を拡張する技術、
MRはARの発展形で、専用のゴーグルを装着して現実世界にCGを映し出し、現実世界と仮想世界を融合させる技術です。

ポケモンGOユーザーである私にとって、ARという技術は馴染み深いものです。

このようにARはゲームアプリとの相性がよく、他には服や靴をCG化して画面越しに試着することなどにも活用されています。

MRはARに比べるとまだまだ活用事例は少ないですが、今後より発展していく技術と言われています。空間にCG画面を浮かび上がらせ、手で直接操作ができるようなSF映画のような世界はもう目の前かもしれません。

先程、インターネットを利用した三次元の仮想空間がメタバースであると述べました。

これは言わばインターネット上のバーチャル空間だけに閉じられたものですが、ARやMRの技術を用いることで、現実世界と仮想空間の境界線を飛び越えたリアル✕バーチャルの新たな世界が生まれるのです。

現実世界を超える体験価値が期待できる【リアルメタバース】についても、今後研究を進める中でその将来や可能性について深堀っていきたいと思います。

3)新テクノロジーに期待感、一方で不安も

私たちが、【新テクノロジー(①生成AI、②メタバース)と社会との関わり方】を研究テーマに設定した背景には、まず第一に

新テクノロジーってワクワクする!!

という思いがあります。

生成AIの登場によって、

ビジネスシーンにおいては業務の効率化が図られたり、新たなアイデア創出に一役買ったり、教育現場においては文章の添削をしてくれたり、英会話の相手になってもらえたり、

と社会のあらゆる面でこれまでにない変革を起こし、新たな価値を生み出しました。

メタバース空間では、

自分のアバターを通して、リアルタイムで世界中の人々とコミュニケーションを取ることや、スポーツにライブやショッピングなど様々な活動も行えるようになりました。

このワクワクの正体は、

  • 分からないことを知ることができる喜び

  • 不可能なことなどないのでは!?という期待

  • まるで、ドラえもんの世界!

などがあげられると思います。

生成AIやメタバースという新テクノロジーの登場によって、
私たちの生活はより便利に、より豊かになったと言えるでしょう。

しかし、テクノロジーの急速な進歩と普及の影響は、
本当にこのような明るい未来だけなのでしょうか?

私たちはそうは考えていません。

というのも、
新テクノロジーってワクワクする!! けど不安だよね・・・
という漠然とした恐れや抵抗感があるからです。

AIは既存のビジネスや仕事を破壊する」「AIに人間の仕事は奪われる」といったAI脅威論も根強くあることに加え、

AI生成物に関する著作権や特許権、AIに関する責任の所在に関わる法律問題も複雑です。

また、メタバース空間では警察の機能がないため、なりすましや嫌がらせといった様々なトラブルや犯罪が起こることも容易に予想されます。

しかし、このように多くの課題や不安がある中でも
AI市場、メタバース市場ともに今後更なる拡大が予測されています。

今より一層広まっていくことが必至な新テクノロジーに対して
私たちはどう向き合っていくのか、どう活用していくべきなのかを私たちは研究したいのです。

4)現段階での仮説、リサーチしたいこと

市場動向からも明らかなように、新テクノロジーは今以上にビジネスや経済、教育だけではなく私たちの生活とより密接なものになるだろうと考えています。

その前提のもと、現段階で私たちが考える仮説は2つあります。

ひとつは、プラス面の仮説です。

生成AIやメタバースといった新テクノロジーは、幅広い社会課題を解決するのに役立つでしょう。

例えば、少子高齢化に伴う労働力不足の問題はAIによって解消でき、企業の生産性の向上にもつながります。

また、生成AIを起点に新たな商品やサービスが続々と生まれ、ビジネスチャンスも広がるでしょう。AIを使った新たな職業も出てくるかもしれません。


一方で、マイナス面の仮説もあります。

それは、新テクノロジーを活用できる人とそうでない人との間で格差が拡大するかもしれないということです。

技術を使う側の人々が収益を独占する反面、技術に代替される人々は職を失う。そして、結果的に貧富の差が広がってしまう。

これらの相反する仮説を踏まえ、
私たちは実際に自分たちで新テクノロジーを体験するだけでなく、

  • 新テクノロジーを今誰がどう使っているのか

  • 今後どのような影響がありそうか

  • 専門家や企業は、現状・未来についてどう考えているのか 等

をリサーチ、インタビューしていきたいと思います。

私は、この新テクノロジーにまつわる数々の議論は、インターネットが登場したときと似ているのではないかと考えています。

今ではインターネットなしの暮らしは考えられないほどですが、インターネットが登場した当時の人々全員が今現在の社会を想像できたでしょうか?

未来のことは誰にも分かりません。正解もありません。

これからアドビ未来デジタルラボでの研究を通して、私たちが生きるデジタル世界の未来について考えを深めていきたいです。

今後のCat Cafeに乞うご期待★
では、また次回のログレポートでお会いしましょう!

この記事の執筆者

田中瑠莉佳
私は “好き” をとことん極める人間です。そのおかげか趣味も多く、学業・サークル・課外活動etc. と毎日忙しく楽しく過ごしています。やる気と忙しさは正比例だと思っていて、好きなもののためならなんでも頑張れます!このラボでも私の好奇心や探求心を活かして、研究に邁進する所存です。宜しくお願いします!


アドビ未来デジタルラボの学生研究員プロジェクトの概要はこちらから

ほかのチームのログレポートはこちらから


この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro