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4月と雨と沖縄旅

今年の4月、10年ぶりに沖縄へ行ってきました。
身軽な旅支度で旅をするのが好きな夫婦の、那覇ステイ2泊3日の短い観光旅です。
旅の準備から本篇まで長文なので、はじめから読んでいただくもよし、お急ぎの方は目次から興味のあるところを拾っていただくもよし。よかったらお付き合いくださいね。

旅の持ち物

旅に必ず持って行くものが2つあります。一つはデンタルフロスです。
旅先の楽しみといえば「食」。美味しいものは惜しみなく楽しみたいですが、初めてのものや贅沢なもの(ふだん食べ慣れないもの)を食べたときに起こりうるのが、歯の間にものが詰まること。しかも旅先に限って、お店の楊枝で取れない、なんてことがままあって。そのハプニングというかストレスをいち早く解決したい、というのが理由です。
日本国内で、しかも、ある程度の観光地であれば、コンビニやドラッグストアはすぐ見つかり、買うこともできます。でもその小さなデンタルフロスのために、お店を探したり立ち寄ったりする時間はなくてもいいかなというのが私の持論です。
現地のコンビニやスーパーに立ち寄るなら、部屋呑みのお伴やその土地でしか出会えないローカルなお菓子などに出会いたい。そんな寄り道は大歓迎です。

竹炭繊維やココナッツオイルなどを原料に
ナチュラル素材でできたお気に入りです


もう一つは風呂敷。行きは着替え、帰りは洗濯物を包むのに使います。
洗濯物をジップロックのような密閉袋に入れるのが苦手なのですが(においがこもってしまうような気がして)、布で包めばなんとなく通気性?が良いような気がします。使わないときは畳んで場所を取らず、いざという時はおみやげを包んだり、間に挟んで緩衝材にしたり。シーバイクロエの風呂敷をずっと愛用しています。

反対に、持っていかないものも。失くしたら悲しくなるようなお気に入りのアクセサリーは持って行かないようにしています(昔うっかりシルバーのピアスをつけたまま温泉に入り、黒く変色してしまったことがありました)。
ソーイングセットやアイロンなどはホテルで借りられるので、いざというときは遠慮なく頼ります。
また、よく知られた旅の知恵ですが、古い下着や靴下を履いて(持って)行って捨てるというのも、よくやります。帰りの荷物が減るだけでなく、帰ってからの洗濯も楽になります。

空港を楽しむ

空港が好きです。きっとそういう方は多いだろうと思います。わが家は羽田発の場合、時間が許せば第3ターミナルにある「つるとんたん」さんに立ち寄ります。

今回は夕方発の便だったので、遅めの昼ごはんを食べに行きました。いつもの明太子クリームをいただいて満足感いっぱい。
自分にとっての注意点がひとつ。空港ではいつもわくわくして写真を撮りすぎてしまうので、ほどほどに。

1日目 スケジュールはごはんを軸に

沖縄初日は夜スタート。記念すべき最初の沖縄メシは「ジャッキーステーキハウス」さんへ行くことに。沖縄にはこれまで家族で4度訪れていますが(いずれも本島ステイ)、実はステーキを食べたことがなかったので。

私たちは特に食通というわけではないですが、沖縄は美味しいお店やソウルフードがたくさんありますし、2泊3日の旅で朝食はホテルで食べる、となると、行けるお店は4〜5軒(!)、自ずと限られてきます。今回は候補のお店を幾つかリストアップして、ごはんを軸に旅のプランを考えていきました。

空港からゆいレールを乗り継ぎ、旅の荷物を持ったままお店へ直行。着いたのは20時過ぎでしたが、満席で店の外には順番待ちの人だかりが。長い夜に、短パン姿の若者たちがガヤガヤとたむろする光景は、いっきに季節が進んだようで、南国沖縄に来たことを実感します。
店外に漏れてくる肉の焼けるいい匂いに期待を膨らませながら、40分ほど待ち、待望のステーキにありつけました。

街の空気や温度を肌で感じるのも旅の醍醐味

今回の旅の宿は、那覇市内にある「アンテルーム那覇」に。
これまでの家族旅ではビーチが目の前のリゾートホテルに宿泊することが多かったのですが、大人2人なので嗜好を変えて。幸い、ホテル開業3周年記念のキャンペーン中で、ちょうどお安くなっていた時期に、だんなさんが宿を取ってくれました。

22時頃のチェックイン。遅い時間なので念のため、宿にチェックインの目安時間を電話しておきました。ステーキ店の近くでタクシーを拾ったのですが、1メーター確か500円台と、時が止まったかのような安さにびっくり。メーターは1度上がったくらいでホテルに到着。夜の闇に浮かぶホテルの外観にテンションが上がります。

チェックイン時に渡されたカードキーは1枚でしたが、夫婦でも別行動になることがあるので、もう1枚もらっておきました。フロントの方に訊いたらすぐもらえました。

客室は無駄を削ぎ落としたシンプルなデザイン。軽く荷解きをして、部屋で疲れを取ることに。
地階のランドリーコーナーにミネラルウォーターを汲みに行きがてら、自販機でオリオンビールを買い、だんなさんは、コンビニで買った梅ふぁ〜をアテに部屋でゆるりと晩酌。下戸の私はさっそくスピーカーを繋いでお気に入りの音楽を。
Bluetoothスピーカーや枕元のAC電源など、今時な設備がありがたいです。好きな音楽を流すと、不思議と、よそ行きだった部屋がいっきにマイルームになったような気がしてホッとします。

旅先で本を読みたい派のだんなさんは空港で本を調達済み。私も家から持参した本を少し読み進めながら、ほのかな興奮とともに沖縄の短い初日を無事に終えました。

2日目 雨を楽しむ 〜琉球料理と史跡めぐり〜

だんなさんは雨男なので、旅先ではよく雨が降ります。 2日目は出発前から雨の予報でした。目覚めると、まだ降り出してはいないものの空はどんより、うらめしい鈍色です。
ハーバービューのベランダからは、昨夜到着したときには見えなかった、海と橋のコントラストが映える、HPで見たあの風景が。ベランダには大きな室外機が鎮座していて、決して広いとはいえないのですが、慣れるとなかなか心地よいです。特にラナイ好きなだんなさんは用もないのに出たり入ったり。とりあえず楽しそう。
沖縄は国内なので時差はないですが、関東と比べて日の出が1時間くらい遅い気がします。久々の旅の興奮もあってか、ちょっと時差ぼけ気分で朝5時の暗い時間に目が覚めました。
だんなさんが起きるのを待って、楽しみにしていたホテルの朝食を食べに行きました。

お腹がはち切れそうなほど朝食を食べたあとは、腹ごなしにラウンジやギャラリーを見学。エキシビジョン好きなのでホテル内にギャラリーがあるのは嬉しいです。

2日目は、ビーチは諦めて観光をメインに。まずは旅をともにするレンタカーを借りに行きました。
折りたたみ傘は持っていたのですが、終日雨のときは大きな傘のほうが使い勝手がいいので、お店で無料の傘も借りました。ここからの旅はドライブで。

お目当ての琉球ガラスがあり、国際通りにほど近い那覇市伝統工芸館へ。この頃、とうとう雨が降り出し、なかなかの本降りに。雨を避けてアーケードをしばしウインドウショッピング。好みのエコなセレクトショップに出会い、少しお買い物をしました。店員さんがローカルのお姉さんで、沖縄訛りに癒されます。国際通りを流したあとは、平和祈念公園やひめゆりの塔をめざし、雨の中、糸満方面へドライブしました。

ペリカンピッチャーはクチバシのような注ぎ口で氷を受け止めます。お目当てに巡り会えて嬉しかったです

沖縄県営平和祈念公園は、精緻な美しい公園でした。しかし、21世紀という未来にあって、ふたたび戦争が身近となり、人の子の親として、あらためて胸が痛みます。断崖は険しく、海沿いで風が強く横から雨が降ってくるみたいな状態。あまり長居できず車へ。雨天でも観光客の多いひめゆりの塔を通りましたが、服が濡れてしまって冷えそうだったので断念。街なかに戻って沖縄そばを食べに行きました。

職場の先輩おすすめの「玉那覇ウシ商店」さんへ。あいにくのお天気と中途半端な時間のせいか待ち時間もなく、すんなり入店。先払いで、お茶はセルフ。お冷は、さんぴん茶でも水でもなく、紅茶でした。セルフの温かいお茶も淹れさせてもらって飲みましたが、あられの入った玄米茶だったような気がします。メニューではない、無料のお茶へのこだわりに、お店のセンスを感じました。
だんなさんがソーキそばを頼んだので、なんとなく違うものにしようかなと、沖縄そばに。実はいままでこの2つの違いを知らずにいたのですが、沖縄そばに載った三枚肉は骨なしでした。私は沖縄そばが好きかな。
甘く煮込んだ柔らかなこちらの三枚肉はもろに私好みでした。だんなさんは今まで食べた沖縄そばのなかで1番美味しいと絶賛していました。


夜は、琉球料理を味わいに「うりずん」さんへ。確か、私が初めて沖縄を訪れた20代の頃から有名店で、一度は行ってみたいと思っていたお店です。ひと月ほど前に電話で予約しておきました。

2階の座敷席に通され、とりあえず、オリオンビール(だんなさん)とシークワーサージュース(私)で乾杯。
まずは「うりずん定食」というのを1つ頼んでみました。お店発祥のドゥル天をはじめ、昆布イリチイ(炒め煮)、ジーマーミー豆腐、ジューシー、ラフテー、刺身など、ひと通りの郷土料理が味わえます。一般的な「定食」の概念を外れた品数で、お姉さんが2回に分けて運んできてくれました。テーブルいっぱいにやちむんの器が並び、観光客には嬉しい眺め。だんなさんは友達に写真を送っていました。

大好きな海ぶどうは単品で注文。これが食べたくて沖縄に来たといってもいいくらいの大好物です。沖縄のもずくも大好き。海の幸が関東人の胃袋に染み渡ります。テーブルに置かれたメニューの説明が丁寧で、耳慣れない料理の名前を読み解くのも楽しいです。お腹いっぱい沖縄料理を堪能した夜でした。

泡盛もしっかり呑んだだんなさんに代わって、帰りは私が運転。雨は夜まで降り続きましたが、傘を差さずに歩けるくらいには小降りに。ホテルに帰ってから、だんなさんは、オリオンビールで呑み直し。たまたまやっていたNHKのクイーンのドキュメンタリーをアテに。

3日目 旅の先生はファッション誌 〜海へ〜

3日目は快晴。海の色も空の色も、昨日とはまるで違います。休前日(土曜日)のためか、朝食のレストランは日本人客が多い印象です。
お腹いっぱい朝ごはんを食べ、ホテルの周辺を少しだけ散歩しました。人慣れした地域猫ちゃんがホテル前でミャーミャー。

チェックアウト後は、パン屋の「宗像堂」さんへ。お土産と、海ピクニック用の軽食を調達しようという算段です。

だんなさんは、外のテーブルで買ったばかりのパンをさっそく食べてました。灰色の地域猫ススちゃんには出会えませんでしたが、限定のブラウニーを偶然買うことができました。ずっしり重く濃厚なブラウニー。感動の美味しさでした。またすぐにでも食べたいです。

美味しいパンを車に積み込んで、海へ。
ホテルはハーバービューでしたが、水辺に降りられる立地ではなかったので、地元の海水浴場をまわってみました。宗像堂からほど近いトロピカルビーチというローカルビーチに向かいました。

お天気は最高ですが、穏やかに見えて地上はかなりの強風。ピクニックは無理っぽいので海辺をお散歩しました。地元の人たちが、職場や知り合いの集まりなのか、のんびりがやがや、買い出した袋を抱えて集まり、バーベキューの準備をする様子が微笑ましいです。砂浜では、子どもたちが裸足サッカーで大盛り上がり。

整備されたバーベキューベンチや駐車場は、海辺で過ごす時間が非日常でなく生活に馴染んだ日常の一部であることがうかがい知れます。私たちが、日曜の公園へジョギングに行くように。海なし県の私にとっては、とてもうらやましい光景です。

さてさて、海風を感じたあとは街に戻って腹ごしらえ。これまた沖縄の巷的ソウルフード、チキンを食べに行きました。

評判の店「ブエノチキン」さんは、少し先の信号近くの路面店から最近移転したらしく。お店は気取りのない感じなのですが、物販のグッズといい空気感がお洒落。看板の映え度も抜群で、どこか計算された感じがします。店頭には開店祝いの名残のグリーンちらほら。
丸焼きのチキンが焼けていく様子やスタッフさんがてきぱきと働く様子を見ながら並んでいると、割とすぐに注文の番が来ました。レジ横に塩おにぎりが売っているローカル感も良きです。
2人で半羽(鶏1羽の半量)を1つ注文し、イートインしました。だんなさんはビールも。店内は私たちのような観光客が多かったです。

ニンニクゴロゴロ。パリッと香ばしい皮の濃い味がたまりません。私は面倒臭がりなのでチキンの小骨を取り除かないといけないところがちょっと苦手でしたが、美味しかったです。味見やビールのおつまみ程度に食べるなら、2人で半羽がちょうどよかったです。


だんなさんがビールを呑んだので、ここからは私が運転です。だんなさんのリクエストで、2019年の火災により現在修復中の首里城へ向かいました。何度か来ている首里城ですが、道順はまったく覚えておらず。途中で地元の原付バイクに抜かされたりしながら、トコトコ慎重にドライブ。あんまりのんびり運転するので、だんなさんは運転中の私を撮って息子に送ったりしていました。
緩い坂道を進み、古(いにしえ)より地域の人に聖地と崇められた首里の丘に建つ、首里城公園の敷地に無事到着。

二千円札でおなじみの守礼門や、次にくぐる歓会門など、城壁のあたりは無事なようで、見覚えのある景色にほっとしました。

二千円札でおなじみの守礼門

歓会門には魔除けのシーサーが鎮座しており、息子が小さい頃、写真を撮った思い出があります。
当時、息子が舌をべーと出していて、ふざけているのか、飽きちゃったのかな、と思っていたのですが、だんなさんに「シーサーと同じポーズをしているんだよ」と言われびっくり。子どもってよく見ていますね。

復興応援の想いを込めて、有料エリアも見学。完成した建造物こそ今は見られませんが、観光客に向けた通路や解説が整備されており、なかなか廻りがいがありました。

現在の歓会門 舌が見えるのは右のシーサー
思い出の写真。息子は現在大学生。
親にはもう付いてきませんが、彼も旅好きです。


ホテル方面に戻って、もともと行きたい候補にあったもう一つのビーチ「波の上ビーチ」へ。日の高い時間で、こちらはすっかり夏でした。レジャーを楽しんでいる感じだったトロピカルビーチとは違い、こちらはがっつり海水浴です。みんな水着で、日焼けをしたりごはんを食べたり。テントサウナまであって、南国の風土を楽しむ、そしてこちらもがっつりローカルビーチ。水着を持っていないことと、時間がそれほどない旅行者の自分たちが悔やまれます。ここに1日いてもよかったな、と思う、小さいけれど良い海水浴場でした。

出店やグルメも気になるけれど、だんなさんはお腹が空いていないと食べないタイプの人。お店に入るほどではないねーとビーチ周辺をブラブラ。いつしか、近くの陸橋へとだんなさんは進んで行きます。陸橋に上ると、ビーチ全体が見渡せました。

あとから聞いたのですが、ここからの眺めが雑誌POPEYEに載っていて、同じアングルで撮りたかったんだそう。
家に帰って雑誌を見返してみると、確かに。右奥の波の上宮を臨むビーチの写真が大きく載っていました。


雑誌フリークのわが家。
コレクションするほどこだわりはないのですが、現地のお店や旅の服、憧れの人の旅支度など、若い頃から本当にたくさんのことを雑誌から教わってきました。
今回の旅は、POPEYEさんの「僕の沖縄地図」(2022年7月号)を概ね参考にしました。正直、この雑誌をたまたま読み返したのがきっかけで今回の旅を決めたと言ってもいいくらい。雑誌は私たちにとって大切で大好きな情報ツールです。
琉球ガラスのペリカンピッチャーは、写真の、天然生活(こちらも偶然2022年7月号)で紹介されていてずっと気になっていたもの。POPEYEにも載っています。

…ビーチを巡って、もう1食くらい沖縄メシを食べたい。でも時間が…と迷って、結局、ビーチから空港へ向かうことにしました。空港近くでレンタカーを返す予定なのですが、その道が混む、と聞いていたためです。

てきぱきと小気味良いレンタカー屋のおじさまたち。あっという間に送迎バスに乗せられ空港へ。ブエノチキンでビールを呑んだだんなさんに代わって午後ずっと運転していたので、バスに揺られていると心地良い揺れでほんのり眠くなります。
ああもう帰るんだ、残念だなあ、と名残惜しい気持ちと、土地の人に運転を委ねている安心感と。車窓からは、まぶしい、夏のような日差しが車道を照らすのが見えました。

帰りの空港で、ちょっとしたハプニングが起こりました。定番の、お菓子御殿の紅芋タルトを買おうと思ったら、どこにも売っていないのです。

どうやら、帰りの便が土曜の夜だったため、週末のお土産需要で空港内の紅芋タルトが売り切れてしまったよう。国際通りで立ち寄ったお菓子御殿で購入しなかったことが悔やまれます…。少し奥まった場所にあるお菓子御殿の直営店で、バラで売っていた紅芋タルト、定番とコラボ版と新商品のチーズケーキ味をいくつか、なんとか買い集めました(チーズケーキ味は他の店舗でも売っており、だんなさん曰く美味しかったらしいので、もっと買えばよかった!)。幸い、空港には早めに着いていたので、紅芋タルトを求めてさまよっても時間にゆとりがありました。だんなさんは、欲しいものリストにある香水を眺めたり(今回は購入せず)、私は塩の名店でソフトクリームを食べたり。子どものようですが、旅先ではおやつに、ついソフトクリームが食べたくなってしまうのです。
手荷物検査を抜けてから、スパムサンドのようなおにぎりを空港の待合席で食べて小腹満たし。私たちの沖縄旅は終わりました。羽田に着いて、バスの発車時刻までのあいだに、自販機で空弁を買ってみました。家に着いて夜中に食べましたが、なかなか美味しかったです。

配送をお願いしていた琉球ガラスのペリカンピッチャーは、帰宅して数日後、無事手元に届きました。島配送さんという配送会社から届いた荷物。ガラスというのもあるけどダンボールがものすごく頑丈で、台風が来る島の心意気を感じました。

水差しにも花瓶にも

旅行ってつい、計画通りにいくように、道を間違えないように、なんとなくドキドキソワソワしてしまう癖がある私です。もう少し、行く前と行っている最中をゆとりをもって楽しめるようになったらなあと思います。
短い日程でしたが、美味しいものを食べたり美しい海やめずらしい景色に出会えたことはもちろん、本を読んだり、音楽を聴いたりできたことも、貴重な時間だったなと思います。でも沖縄で2泊3日は、わかっていたけどやっぱり短い! 行きたいお店もまだまだたくさんあります。

初めて沖縄を訪れたのは20代(↑)、職場の仲良しとの3人旅、いわゆる女子旅でした。SNSはなかったけれど、世は写ルンです最盛期。写真を撮るのが大好きでした。
当時も現在も、複雑な歴史をもつ沖縄ですが、海の美しさとごはんの美味しさに、日本にこんな場所があるなんて、と感動したことを覚えています。

現在、夫婦ともに50代に突入し、あと何年、あと何回、旅ができるかなと思うことがあります。非日常に身を置きながら、家族の存在と平和の大切さを感じることのできる旅の機会を、また重ねていけたらと思っています。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。おしまい。

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