子供が泣く目的

最近は、パパが、近所のクリーニング屋に、洗濯物を出したり、取りにいったりするのが土日の日課です。

先日ですが、日曜日の夕方にクリーニングを取りにいく用事が残っていたので、長男(4歳)と向いました。すぐ自宅に帰り

パパ:「ただいま」
ママ:「ばあばがビールをのみたいと言うのでついでに買ってきて」

とのリクエストがありました。

外気温が低くなってきたので、私は長男は玄関に捨て置き、近所のスーパーに買い物に出かける事にしました。(私はいつも近所の買い物には自転車でいくのですが、)自転車のペダルを踏み出そうとした時、うしろの方で長男の悲鳴が聞こえました。

スーパーに行き、ビールを買い、自宅に帰ってくるまで、かかった時間は10分、15分程度だと思います。自宅の近くにくると、男の子の大きな泣き声が聞こえます。

自宅の玄関までくると、自転車用のヘルメットをかぶった長男が泣いているのが見えました。

長男:「えーん、えーん」
パパ:「どうしたの?」
長男:「自転車で、行きたかったの?」
パパ:「そうなの?」
長男:「行きたかったの。えーん、えーん」
パパ:「パパは、泣いている子は自転車で連れて行かないけど、
    泣いていなければ、自転車に乗ってどこかに行こうか?
    でも泣いているからなあ・・・」
長男:「いくー」
パパ:「でも、近所を少し走るだけだよ。遠くにはいかないよ」

長男は泣き止みました。

自転車に戻って、長男をのせて近所を乗せては走る。5分ほど走って、また自宅に帰りました。家に戻ると、長男は気が済んだのか、すっかり元の機嫌に戻っています。

今回の長男の場合、泣く目的は、「自転車に乗りたい」だったようで(そういえば、午前中に遊んでいた時に、「自転車のある交通公園に行く」と言っており、この1週間ほどの長男との会話から、彼が自転車に固執していたのを思い出しました)。目的を果たせば、泣くのをやめるのを今日も確認したのでした。

また、「アドラー心理学(個人心理学)は正しいのだな」と実感した午後のひとときでした。

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