子供に「ありがとう」と言う機会を作る その2

こちらの続きなのですが、長男が3歳から4歳に近づき、できることが増えてきました。

https://note.mu/adrelian/n/n5f8980c6c2d6

「子供になにか労働をさせるのはかわいそうだ」という思い込みは、親の勘違いであると私は思います。子供が何かの労働を行う時、誰かの役に立っているということが分かれば、やりがいを感じるものです。そして、それはその子の人生に取ってプラスであります。「自分で何かを成し遂げ、人に感謝されるという体験をさせることこそ、教育であり、子供のためになる」と私は考えます。仕事において、人を育てるのも同じことだと思います。

だから、自分がやった方が早いことでも、あえて子供にさせてみて、できるようになってもらい、「ありがとう」と子供に感謝することが、私は大事であると思い、実践しています。

アドレリアンは、子供に命令をすることはないですが、「〜してくれませんか?」と依頼をすることは頻繁にあると思います。

私は長男に任せられることを意識的に増やしています。ちょっと工夫が必要です。長男に任せることが増えていくと、長男も家族の戦力であると思います。「家族が協力し、家族の問題を解決していく姿は、共同体のあり方として素晴らしい」と自画自賛しています。

そこで、4歳に近づいた長男に良く依頼することを書いていこうと思います。

・隣の部屋から水ペットボトルの運搬
・空になったペットボトルを踏んでつぶす仕事
・0歳次男のために、ティッシュペーパーをとる仕事
・ゴミをゴミ箱に捨てる
・今のドアをしめる

子供は小さいので、床にあるものを拾ってもらうのには便利です。軽いものを運んでもらうのも、素早く動くので便利です。私には面倒な作業なので、長男がやってくれると、私は感謝します。寒い冬に、ママが開けっ放しで出て行った居間のドアを閉めてくれるのも助かります(パパが開けっ放しにしたドアもしめてくれるようです)。

それぞれ、ちょっとしたことですが、長男の「自分ができる、家族の役に立つのだ」という自信につながっているのだと思います。最近、長男は、自主的にいろいろなことをやってくれるような気がしています。

1:自分には能力がある、2:人々は私の仲間である、というアドラー心理学における自己認識の二つのゴールを達成するに、家族の仕事を子供に頼むのは、手っ取り早い方法であると私は思います。

頼んでも、たまに
「やだ」
と言われることもあります。やってくれなくても、ティッシュペーパーであれば自分で取れば良いし、少々面倒だけど、ゴミをゴミ箱に自分で捨てれば良いだけの話で、こちらも腹はたちません。長男も
「『やだ』とは言ってみたけど、やってあげればよかったな」
という気持ちになるのか、8割ぐらいはやってくるので、それで良しとしています。

長男が自分の仕事を肩代わりしてくれると、こちらも、長男の依頼に応えてやろうという気になり、肩車をしてやるます。そんなことをしていると、「なるほど、こうやって、人間関係、信頼関係というのはできてくるのだな」と思う今日この頃です。

子供に家族の仕事を与えることは、おすすめです。コツは、命令形を使わずに、「〜してもらえませんか?」と頼むことだと思います。こちらが依頼系で頼めば、子供も依頼系で要求を伝えてくるようになります。親としても、子供に依頼された方がストレスも無いと思います。「親が3歳を過ぎた子供から得るストレスは、親の子供に対する乱暴な対応が親に跳ね返っているだけだ」と、のんきに思いつつある今日この頃です(それはきっと、ママが四六時中、長男と次男の面倒をみているからのんきな状況なのであり、うちのママみたいに24時間子供をみていたら、そうのんきには思えないのかもしれません)。


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