次男を世話する長男に対する褒めない褒め方

最近、次男が生まれまして(生後4ヶ月)、長男(もうすぐ4歳)がいろいろ面倒を見てくれるようになりました。

まだ、邪魔をしているのか、協力をしているのか微妙なところですが、長男としては、弟ができたということは喜ばしいことのようで、風呂上がりに座布団の上にいる次男に顔を近づけたりと楽しそうにしています。

ママはよくパパに、
「次男をちょっと見といて」
といって、テレビやPCを見ているパパに対して、次男の監視を命令する訳ですが、私はいつも手が空いている訳ではないので、長男にたびたび頼みます。

パパ:「ちょっと次男を見といてくれる?」

こう言ってみると、意外に、長男は次男を見てくれるものです。そして、長男に「自分が次男を世話をしている」感覚があると、次男をいじめたり、泣かせたりしないようです(但し、飽きて、面倒をみることを止めてしまうことはあります)。

長男・次男・パパの3人で留守番をすることが良くあります。この際も、長男に次男を見ることを頼んでみたり、私が次男のおむつを変える時におむつを取ってきてもらう手伝いを長男に依頼します。素直に手伝ってくれることが多いです。手伝ってくれた時は、素直に、
「長男、ありがとう。助かったよ」
と言っています。

ママが帰ってきた時に、私はママに報告するようにしています。

「今日はね、留守番の間に長男が次男を見ていてくれたよ。また、おむつを交換する時も、手伝ってくれたんだ」

このように、良い面に注目していることをさりげなく伝えるようにいています(まあ、子供騙しなので、わざとらしいですが、良い行動はいつも見ているということを間接的に伝えるようにしています)

アドラー心理学では、良いことした場合に注目することが大事であると書いてあるので、それを実践しているつもりです。

ママは例によってアドレリアンではないので、パパが仕事から帰宅すると、たびたび、長男の悪事を報告します。

・今日は、長男が次男の上にのった
・今日は、長男が次男の上をジャンプした

などなど。

でも、これは良くないと思います。長男は悪気があってやったとも限りませんし、大抵の場合は、本人が反省しているか、ママの関心を買おうとしてやっているので、悪事を強調してもしょうがないと思います。私はそれをしないようにしています。

アドラー心理学では、褒めてもいけないので、褒めません。そのかわり、良い行為をしていた時に、感謝の「ありがとう」を伝えることで、長男の良い行為を注目して見ていたことが伝わるようにしています。

「良いことに注目する」という点につき、パパがママに報告するという手段を一つ開発した気になったので、書いてみました。多分、アドラー心理学上も悪い方法ではないと思います。

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