三歳児にご飯を食べてもらうために、箸を使えることに注目してみる

しばらく更新が途絶えました。その理由は子供が生まれたからです。ですので、今までは息子と書いていましたが、今後は、長男(3歳)、次男(新生児)と書いていこうと思います。

さて、アドラー心理学を子育てに適用する上で、「難しい」と思うのは、子供の「勇気付け」です。アドラー心理学では、子供を「けなしてはいけない」のは勿論、「怒ってはいけない」ですし、「叱るのもあまり良くない」ですし、「褒めるのも良くない」と言います。

うちの長男は、元気が良いです。社会ルールを覚えさせないと怪我をしそうです。ですので、「叱ること無く、どうやって社会ルールを教えるか」が重要点であります。

アドラー心理学によると、怒ることや叱ることの代替として、「『なんでもないようなこと』に『注目』すること」が良いとされているようです。と言われても、「具体的な実践が難しい」と思っていました。本日は一つ上手くできたと思う事例ができたので、筆をとりました。

うちの長男(3歳半)は、箸が使えます。先日、次男が生まれ、長男は、赤ちゃん返りのまっさかりです。今までは一人でご飯を食べていたのですが、今では、ご飯も「食べさせて」と言うようになり、自称「できないこと」が増えています。ご飯を食べさせないと、ご飯を食べずに泣きます。「できない〜」と泣きわめくことで、親の注目を集めるのが長男の目的なのでしょう(分かります)。

そのような赤ちゃん返りする長男への対処を見つけました。

パパ:「長男は、お芋を箸でつかめるの?」
長男:「つかめるよ。ほら」
   (パクッ、と芋を食べる)
パパ:「長男は、ご飯も箸でつかめるの?」
長男:「つかめるよ、ほら」
   (パクッ、と白米を食べる)
パパ:「長男は、大根も箸でつかめるの?」
長男:「つかめるよ、ほら」
   (パクッ、と大根の煮物を食べる)

上記のような方法です。

当たり前にできて、正しいこと(この場合では「箸を使って食べ物を掴むこと」)に注目してやると、できることをアピールするために、自然に食べるという現象を発見しました。

この時、「箸でつかめたことを褒めない」ことが重要だと思います。なぜなら、「長男にとって箸を使えることは当たり前である」からです。でも、それによって、パパに注目されることが、長男には嬉しいのだと思います。

親の「ご飯を食べさせる」目的のために、「『ごはんを食べろ』と子供に命令をする」のではなく、「ご飯を食べる時に箸が使えている長男に注目し、コメントをしてみる」のは、子供を勇気づけているのかもしれないと思っています。

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