日本書紀巻第十七 男大迹天皇 継体天皇　岩波文庫日本書紀(三)
P162序文
　男大迹天皇 更の名は彦太尊 は、誉田天皇🟣(崇神天皇系列-毛野氏、第二代応神天皇。誉田別尊では無い。)の🟢五世の孫(456年誕生の応神天皇から93年経って居るので、可能性は有る。)、彦主人王の子なり。母を振媛と白す。振媛は、🟡活目天皇(垂仁天皇)の七世の孫なり、・・・アワウミの国🟣(近津明日香-行橋市)の高嶋の郡の三尾の別業より、使を遣わして、三国の坂中井🟣(熊本県、宮崎県、鹿児島県の境)・・・に迎て、納れて妃としたまふ。

　足仲彦天皇(仲哀天皇、🟣籠坂皇子又は忍熊皇子系統)-誉田天皇(🟣第二代応神天皇)-仁徳天皇-允恭天皇(461年崩御)-雄略天皇-清寧天皇
　継体天皇の父の🟡彦主人王には、女系で🟡日本武尊-誉津別尊の血が入って居ます。

P162L7~P164L8序文
・・・🟣(449年誕生、允恭天皇11年)天皇幼年くして、父の王薨せましぬ。・・・「・・・余、🟣高向に帰寧ひがてらに、天皇を奉養らむ。」と云ふ。天皇、壮大にして、士を愛で賢を礼ひたまひて、意ユタカにまします。天皇、🟣年五十七歳、八年🔴(506年)の冬十二月の己亥に、🟡小泊瀬天皇崩りましぬ。・・・
　・・・🟡大友金村大連議りて曰はく、「・・・🟣足仲彦天皇(仲哀天皇、誉津別尊-日本武尊系統)の五世の孫🟡倭彦王タニハノ国の桑田郡に在す。・・・よりて山タニにニゲホドハシテ、詣せむ所を知らず。
　本当に、惜しい事をしました。

P168 元年条
　・・・🟣丙寅に臣連等を遣して、節を持ちてミコシを備へて、三国に迎へ奉る。・・・(継体天皇)即天皇位す。🔴(493年、44歳👈隅田八幡神社人物画像鏡により、494年と判明します。45歳)
P174 L6
　・・・是年、🔴太歳丁亥

P188継体天皇21年条~P194 22年🟣(493年👈494年)の冬十一月の申寅の朔申子
磐井の乱記載

　此の記載から単純に計算すると、即位は、⭕️西暦471年の22歳👈472年の23歳となります。雄略天皇🟡7年です。此では、477年と478年の朝貢の🟢倭王武は、🟣継体天皇となります。記銘鉄剣が、熊本県・江田船山古墳と埼玉県・サキタマ古墳群の中の稲荷山古墳から出土して居るのに、符合する可能性が有ります。

　倭王武は、477年の朝貢で、父と兄の喪に服して居たと記載して居ます。
允恭天皇461年、安康天皇464年であり、13年経って居る。いくら何でも遅過ぎます。
　継体天皇父の彦主人王の薨去年や兄の名は、伝わっては居ません。
　502年4月梁の武帝、王朝樹立の為、倭王武を征東大将軍に進号。此れは、継体天皇です。

　愈々、益々、萬葉集 巻一 第一歌 の作者が、🟡草香幡竣皇女の夫の🟣雄略天皇である意味が、深くなって来ました。
　萬葉集巻二冒頭の歌6句も、🟣髪長姫や子の🟣草香幡峻皇女関係です。

　雄略天皇皇后は、髪長姫長女の🟣草香幡(木+夋)姫皇女(子無し)です。🟣履中天皇の皇后と同じです。兄の🟣大草香皇子は、🟡安康天皇に処分されて居ます。この件で、安康天皇は暗殺されて居ます。
　雄略天皇も病気となって居ますが、暗殺された可能性が有ります。

　継体天皇は、此の時点では、大王とは、ならずに、狗奴国の🟡王となった可能性が有ります。

　継体天皇は、🟡崇神天皇系列なので、邪馬台国の髪長姫の親戚です。又、三国で育って居ます。依って、髪長姫と無関係な、🟡履中天皇系列の(哲、)満(、牛慈)を磐井の乱として、処分したと云えます。

　周り廻って、日本書紀記載通りの様です。お疲れ様でした。

修正版 2024年1月18日
　男大迹王の即位年の根拠を示し、494年に修正しました。