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月刊プレイリストボーイ2023年1月号

【今月のプレイリスト】


1. Let's Get It On/マーヴィン・ゲイ
世情的には「What’s Going On」だが、一年のはじめくらいは景気の良いラブソングで幕を開けたい。にしてもここまであけすけに求愛するかね。

2. LOVE ROCKETS /ザ・バースデー
映画「THE FIRST SLAM DUNK」のアバンタイトルで流れた曲。湘北と山王の選手らが鉛筆画のタッチから次第に造形を成すあのシーケンスは最高にcoolだったな。

3. Cowboy Movie /デヴィッド・クロスビー
1stソロアルバム「If I Could Only Remember My Name」の一昨年に発表された50周年デラックスエディションに収録されている未発表テイク。ジェリー・ガルシアとニール・ヤングがノビノビネチネチ弾きまくるギターに負けず劣らずノビノビネチネチ歌うクロスビー。いやはやRockというRockが凝縮されてる。R.I.P

4. Cause We've Ended as Lovers(Live)/
ジェフ・ベック

やっぱりこれがいちばん好きなんだからしょうがない。キメキメのスリリングなベックもいいが、こういう美メロをボリューム奏法なんかを多用してメロウに弾くのもオハコのひとつ。この曲は「迷信」の発表を巡るゴタゴタのお詫びとしてスティーヴィー・ワンダーがベックにあげたらしい。というと我々でいう菓子折りみたいなもんか?なんでやねん。R.I.P

5. Lunch time funk /カリスマドットコム
ひとりでランチに行くことを訝しまれて「ほっとけや!」と思った経験は男の私にも何度かある。よくないね、そういう同調圧力。

6.パレード/ナギサワカリン
映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』のエンディングテーマ。山崎ハコを現代版にアップデートしたような印象。ま、恨み節。

7. Drivi'n /キンクス
本当は戦争拡大が不安だとか核が厭だとか防衛政策が不穏だとか、そんなこといっさい考えずに、天気がいい日にはただただdrivi'nしてたいのです。

8.正しいけどつまらない/
吾妻光良&The Swinging Boppers

確かにつまらないけど、コンプライアンスを重んじる世の中になったことで生きやすくなったと感じることもある。オッサンという立場からは、少々の野蛮をハラスメントと責められぬようキュート&エレガントでありたい。吾妻さんみたいにね。

9.元気ならうれしいね/高橋幸宏
ユキヒロさんのナードな側面でもっとも印象深いのはこの曲かなぁ。R.I.P



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