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「受賞には少し納得がいかないんです」2022年12月期下半期総合MVP受賞者が、結果に満足できなかった理由とは

今回のnoteでは、2022年12月期下半期アドウェイズ総合MVPに輝いた、兒玉晃右さんにお話を伺います。

兒玉さんは昨期、顧客満足度の高い提案により、未開拓の大型クライアントの受注を決めるなど、社内外に向けて大いに存在感を発揮。2022年12月期下半期の社員総会においても総合MVPを受賞し、今後さらなる活躍が期待されています。

本記事では、インタビュー形式でキャリアを振り返りながら、兒玉さんの仕事への向き合い方、価値観、そしてこれからの展望を探っていきます。

Profile
2018年、アドウェイズに中途入社。大手デベロッパーが手がける漫画アプリ、アプリゲームのプロモーションを多数経験し、部署内のMVPを年に4度受賞。その経験を活かし現在は、ビジネスデベロップメントグループ・アカウントセールスディビジョンにおいて、シニアマーケティングコンサルタントとして主にゲームタイトルの新規案件の提案に従事。趣味はYouTubeでのゲーム実況を行うこと。自身もコンシューマーゲーム・アプリゲーム問わず、ヘビーユーザーであるため、プレイヤーの視点も活かした、価値提供を実現している。座右の銘は「百折不撓」。

総合MVP受賞は「少し納得していない部分もあるんですよね」


——昨期は、総合MVPを受賞。改めて、おめでとうございます

ありがとうございます。この度はこのような賞をいただけて、大変光栄です。このような結果を得られたのは、関わってくれた全ての皆様のおかげだと思っております。

ただ、今回の総合MVPの受賞は、実は自分では、少し納得をしていない部分もあるんです。

どういうことかというと、先ほどもお伝えした通り、今回の案件は、本当にあらゆる関係者の皆さんが一丸となったことで、受注をすることができました。ただ、言い換えるとそれは、恵まれた環境での受注とも言えますし、僕自身も、まさか総合MVPを受賞するとは思っていなかったんです。

そのため、ちょっと贅沢かもしれませんが……本当であれば、さらに上の達成感を持って受賞をしたかったんです。そういった意味では、今回の結果での受賞は、嬉しい反面、ちょっと悔しいんですよ。

——今回のコンペは兒玉さんがクライアントから直々に指名され、結果的に受注につながった。そうした経緯も総合MVP受賞の大きな要因だったと聞いております。

いやいや、お察しの通り、自分は、かなり負けず嫌いな性格でして……。素直に大型案件を受注し、MVPを受賞したことを喜べば良いのですが、どうも居心地が悪くって(笑)。こんなことを言うと、周りからは「もっと喜んでよ」って思われちゃうかもしれませんね。

——とてもストイックな姿勢に映ります。兒玉さんは、アドウェイズに中途採用で入社されたんですよね

はい、アドウェイズには2018年に、未経験枠で中途入社をしました。前職は、海外旅行専門の会社で、ツアーコンダクターの仕事をしていたのですが、時が経つにつれ、別の業界でもう少し視野を広げてみたいと考え、転職をすることにしたんです。

この時、いくつかの企業の面接を受け、内定をいただいたのですが、以前から興味のあった「デジタルマーケティング」の知見を得たい、自分がこれまで培ってきた営業スキルを活かしたい、と考え、アドウェイズに入社することを決めました。

——入社から約4年で、業界未経験から総合MVPを受賞。つまり、この仕事はご自身に向いていたと

いえ、そんなことはないと思います。実は初めの頃は、仕事が嫌になっていた時期もありましたから……。

最初に配属されたのは「マンガアプリ」の広告を取り扱う部署でした。ここは非常にフラットな組織で、働きやすい環境だったのですが、当時は未経験ということもあり、覚えなくてはいけないことも多く、とにかく忙しくて。

また、自分は「広告運用に係る営業職」として入社したため、前職で行っていた営業の仕事とは、異なる点が多くありました。当時はそうした働き方に慣れていなかったため、理想と現実のギャップに戸惑っていたことも事実です。

ただ、今改めて考えると、業界未経験の自分にとっては、この時に培った経験はとても価値あるものでした。これまで経験のなかった広告の運用作業や、クリエイティブの制作など、幅広い領域に包括的に触れることができましたし、また、さまざまな部署の人とコミュニケーションをすることも多かったため、広告全般に対しての知見や、ノウハウも自然に得ることができ、より成長が早まったと感じています。

おかげさまで現在は、ある程度は自分の強みや得意な領域を理解でき、「選択と集中」を行いながら、仕事に打ち込むことができるようになりました。しかし、あの時、がむしゃらになって、どんな仕事に対しても妥協せず打ち込んでいたからこそ、今の自分が存在すると思っています。ただまあ、悪く言えば「詰め込み教育」の節はあったかもしれませんが(笑)

結果的に、このチームでは1年半ほど働き、その後は「ゲームアプリ」を主に取り扱う、別のチームに異動をすることとなりました。その際には、ありがたいことに昇格をさせていただき、裁量を持たせてもらったことで、働き方も大きく変化しました。

例えば、通常業務と並行して、部署の売上をさらに立てるため、新規案件を、自分一人の判断で営業を行なっていたことがあったんです。自分で言うのもおこがましいですが、この行動はとてもチャレンジングなことだったと思っています。今考えると、ちょっと好き勝手にやりすぎている気もしますが(笑)。ただ、ありがたいことに結果も伴ったことで一定の評価もいただき、少しづつ自分の仕事に対して自信を持てるようにもなりました。

そして、2021年の9月、現在所属する、ビジネスデベロップメントグループ・アカウントセールスディビジョン、通称「アカセ」に配属されることとなります。

「自分に自信がないからこそ、負けず嫌いになると思う」


——アカウントセールスディビジョンでは、どのような仕事をしているのですか

簡単に言えば“新規のアカウントを開拓し、広告を出稿したいクライアントのデジタルマーケティングをサポート”をする部署です。大型案件の総合提案を行い、“新規案件”をコンペで取ってくる部隊と言えば分かりやすいかもしれません。

アカセでは、セールスとしてクライアントへの提案を行う「アカウントコンサルタント」、コンペにおける実際の提案内容を作る「プランナー」、そして市場の調査を行い提案の質を向上させる役割の「リサーチャー」と、部署の中で役割が3つに分かれており、案件ごとにチームが形成されます。

自分は「アカウントコンサルタント」の役割を担っているのですが、クライアントが持つ課題や、ニーズに対する最良の提案を行うためにも、コンペの戦略立案や、ディレクションの仕事を行なうこともよくあります。

——ここでの仕事が評価され、昨期は総合MVPを受賞された。しかし、その受賞に対しても嬉しい反面、ちょっと悔しいというお話が先程ありました。兒玉さんはなぜ、そこまで「勝ち」にこだわるのでしょうか

うーん、そうですね……。僕自身の負けず嫌いな性格に加えて「部署の存在価値を高めたい」という気持ちも、強く持っているからかもしれません。

個人的に「アカセ」は、アドウェイズの中でも、“一番強い組織”にならなくてはいけないとと思っているんです。なぜなら、新規営業の部署であるアカセが「勝ち」にこだわらないと、アドウェイズ全体が強くならないと考えているからです。

そして、アカセの業務には、関わってくれる部署や人が、本当にたくさんいらっしゃいます。そんな皆さんの時間や労力を、僕は、一切無駄にはしたくないんです。だから、最後まで、仕事に対して手を抜いてはいけないと思っていますし、やると決めたらとことん勝ちにいきたい。負けてしまうと、会社に貢献することはおろか、非生産的な部署になってしまいますからね。

ただ、もちろん、仕事の責任や幅、量が大きいからこそ、成長できる機会が多いことも事実であって。それは、この部署だからこそ、得られる面白さだと感じています。

——兒玉さんは、強いメンタルを持ってらっしゃるように思えます

いやいや、それが全く逆なんです。自分に自信がないからこそ、周囲に対して、大きな人間として見せたいですし、負けず嫌いになるんだと思います。

多分、負けることを恐れ、勝つことに執着をすることで、自分に自信をつけようとしているのかもしれません。

ただ、最近は、こうした自分の弱点や不安に対し、向き合っていくことも大切だと考えているんです。他者との競争だけではなく、自分自身と競争をすることでも、自信をつけることができる。そのことを、これまでの社会人生活で学びましたからね。

将来の展望は「まだ固まっていない」


——今後の展望を教えてください

もし、自分の成長だけを考えるとしたら、自分よりハイレベルな人がたくさんいる集団に入り、その中で仕事をすることが、一番の近道になると思うんです。

ただ、僕にはまだ、自分が「成長した先」が、あまり見えていないんですよね。独立志向などは無いですし、負けず嫌いのくせに、組織でのし上がっていこうといった野心も薄い方だと思っています。そのため、僕自身の将来の展望は、正直に言うと、まだ固まっていないんですよ。

周囲と比べると、この考えや気持ちは、少し珍しいかもしれません。多分、自分には、本質的に「サラリーマン気質」があるのだと思います。会社のために「やれ」と言われたら、なんでもやりますし(笑)。

そして、今のところ、そのようなスタンスで仕事と向き合う方が、自分の性に合っていて、楽しいと感じるんです。

とはいえ、やっぱりどうしても負けず嫌いなので、いざ仕事を任されたからには、絶対に最後までやり遂げます。とりあえず、これから数年は、そんな「根性のあるサラリーマン」として働いていき、将来のことは、良きタイミングが来たら、改めて考えたいですね。

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