ベイトパターンとは

アジングに限らずルアーフィッシング全体で良く耳にするワードだ。
これから記載する内容はあくまで、
アジングにおける、筆者独自の
ベイトパターンについての思想である。

まず常々疑問に思っているのは、
アミパターンと言われるテクニックでしか成立しないアジングがあるのかという事。
アミパターンの攻略やテクニックについては割愛するが、アミパターンがスタンダード、プランクトンしか食べない。的な話には疑問を感じている。
ワームのラメがプランクトンの集合体に見える?みたいな理論は論外だと思っている。
アジは本当にプランクトンしか食べていないのか?こんな疑問について、独自の考えを述べる。

確かに腹が減っていて、目の前にプランクトンがいれば捕食する。間違いないだろう。
ただそれが小魚であろうが、ゴカイであろうが、そもそも食べ物と認識すれば捕食行動は起こすのではないだろうか。
野生の本能とでも言っておく。

話しは逸れるが、筆者は過去に自衛隊に入隊していた経験がある。
当時、訓練の一環として食に在り付けないという経験があるわけだが、その経験から今でも「食える時に食える物を食う」という感覚が染み付いている。
アジも野生で生きる以上は選り好みなどせずに、目の前の食を求めるのは必然と言えばその通りだと感じざるを得ないわけである。

プランクトンを食すという事についてもう一つ考えを。
アジは吸込むように捕食をすると言われるが、口の構造から見ても、そうなんだろうと疑ってはいない。
ただ口を使うとか使わないとか、これに関してはよく意味がわからない。
おそらくあたりは有るが乗らないみたいな事を「口を使わないと」表現しているのだと勝手に思っている。
そもそもあたりが無い場合は口の使用有無ではなく、アジがいないorベイトと認識していないだけなわけで。
その口を使うとか使わない(フッキングに至るか至らないか)に関しては、ベイトの種類によっても変わる原因があるのではないかと考えてみた。

例えばプランクトンを捕食しようとした際、どんな口の動きをするだろうか?
どちらかと言うと、言葉通り吸い込んだ方が効率良く捕食できるのではないか。
例えが独特かもしれないが、タピオカを一粒ずつ頬ばるより、ストローで吸った方が食べやすい的な発想である。
一方、小魚のように自発的に動く& (プランクトンと比較して)サイズのあるベイトについてはどうだろうか。
大口を開けて丸呑みした方が捕食率があがる様な気がする。
これらを比較すると、後者の方が圧倒的にフッキング率が上がる気がするのは容易にイメージできるはずだ。

(冒頭にも述べているが、あくまで独自の発想かつ妄想だという事を念押ししておく)

そうなると、
①ベイトかもと思えば、種類を問わず食べてみる
②プランクトンより小魚に対しての方が勢いよく丸呑みしてくる=フッキング率上がる(可能性がある)
ならば、アミパターンを常時意識する必要性は無駄なのではないか。その様な仮説が生まれるのである。

実際に2022年夏〜2023年初夏(投稿現在)まで、月6〜8回程度の釣行においてアミパターンを意識する事は皆無だったが、幸いにもボウズだった事は一度もない。
もちろん場所による優位性や特異性が無いとも限らないが、季節や潮回りを問わず実績がある部分は、ある程度の信憑性もあると自負している。

水温によりアジの活性が左右され、積極的にベイト(小魚)を追わない=極力体力を使わず流れてくるプランクトンを捕食する。この原理は分からなく無いので、特に冬場の水温が低い地域ではそう上手く行かないかもしれない。少なくとも筆者の主要な釣行エリアではアミパターンしか釣れないという事は無かったのが事実である。

アミパターンはマイノリティ
その様に感じている。

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