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単発アルバイト先であった話

これは僕が単発のアルバイトをした中で、
特に印象に残った事をお伝えしたいと思い、
ここへ綴らせてもらいます。


まさかあの人に出会うとは・・・

単発のアルバイトは応募してもなかなかすぐには決まらなかった。
そんな中で最初に受かった仕事が倉庫の仕分け作業であった。

初めての単発仕事。
胸を踊らせ待ち合わせの駅に向かった。

募集ではある駅に集合して現場まで送迎してくれる事だった。
どんな人が来るかわからないというのドキドキする。
性別もわからないし年齢すらしらない。

集合場所で待っていると、
たぶんこの人だろうなぁと思う男性が僕の斜め向かいに立ち止まった。
僕は人見知りがあるので喋りかけることができなかった。

待ち合わせ2分前に女性とおぼしき方が反対の斜め向かいに立ち止まり、
もう一人のたぶん女性が現れ、雇い主が到着した。

名前を呼ばれ集まった4名が雇い主の側に近づく。
集合したのは僕と先程の男性と女性2名だった。
一同は雇い主が乗ってきた車に乗り込み現場へ向かった。

車に乗ったときドナドナの気分になった。
見ず知らずの男女が揺られながら目的地に向かうのはそんな気分にさせる。

着いた先は巨大な倉庫だった。
倉庫作業は高校時代に1度体験したことがあった。
その時は根性が無かったのかすぐに辞めた。
根性論が全てではないのだが続かなかった。

休憩室で準備をし、いざ作業現場へ向かうことになった。

作業開始。
トラックから荷物をローラーに乗せて流れ作業で荷物を仕分けしていく。
パレットに仕分けした荷物を乗せていき、ある程度積んだパレットは一旦別の場所へ移動させ、新たなパレットを用意してまた仕分けをしていく。
単純な作業だが結構疲れる。

トラックに積んであった荷物を仕分けたら、パレットに積んだ荷物を仕分けしていく作業に入っていった。
普段やられている方には感謝したいものだ。
単純作業だが量がハンパない。

そんな時おり僕の視界に勉三さんが見える。
・苅野勉三
 キテレツ大百科のキャラクター
 主人公 木手家の隣人浪人生
 分厚いレンズの眼鏡をかけている。

僕は二度見した。

これぞまさにリアル勉三さんだ。
名前がわからなかったので『勉三さん』と呼んでしまいそうになった。
まさかこんなところであの有名人に出会うとは。

今時の人は「キテレツ大百科』と言ってもわかるのかな。
わからなければググってもらえると幸いです。

やらかし案件発生中

単発の依頼で請負と紹介というものがある。
請負は雇い主が現場まで送迎してくれる。
紹介は派遣先の情報を教えてくれ、直接自身で現場に向かうものだ。

今回は紹介の案件だった。
什器を搬入して展示の為の下準備

スマホで行き先を確認して現場に向かう。
電車に揺られドキドキしながら現場に到着した。

行き先を確認するとビル名までしか書いていない。
そのビルは何十階もある大きなビルだった。
ホールと書いてあったからホールで待機していた。

だが、待ち合わせ時間になっても誰も来ない。
作業開始時間間近になっても誰も来ない。
『え!!バラシになったのか?』と思いつつ待っていたら電話が掛かってきた。

見ず知らずの番号。
出ますよね。
出たら依頼主の企業さんだった。

『今日お仕事受けてもあってるんだよね?』
『はい。現場で待っています。』
『現場ってどこで?』
『ホールにいます。』
『ホールじゃないよ。地下の駐車場に来ないと困るよ』

顔面蒼白

急いで地下に行き、
依頼主に平謝り。

やっちまいました。
ちゃんと確認したと思っていたが甘かった。

失敗をカバーする気持ちで必死に動きましたよね。
一期一会の出会いなので、報酬以上の働きをしなければ。
終わった頃には汗だくでした。

その節は大変申し訳ありませんでした。

これがやらかし案件です。
たぶん大丈夫だとは思いますが、
皆さんもお気をつけて下さい。

怒っちゃダメだ

僕は普段感情を表に出さないと思っている。
たぶん出てないはずだと思う。

そんな僕に怒りを与えてくるおじさんがいた。
その人は、その作業の経験者風に見せることを特技にしているのか、
少し偉そうな態度と指示をして自身で動こうとしない。
同じアルバイトのはずなのに・・・

最初は気にせずやっていたが、
あまりにも動こうとしない所が目についてしまう。

気にしない気にしない
落ち着いていこう落ち着いていこうと思っていた矢先

『何であれやってないの?』という発言に
『自分でやれよ!!』と心の中で叫ぶ僕

一期一会
たぶんもう会うことはないだろう。
そういう気持ちに切り替え作業を終わらせた。

最後、僕の感情を察したのか
そのおじさんは僕に話っけて来ることはなくなった。
もしかして出てたのかな?

最後に

色々な経験をさせてもらいありがとうございます。
やはり単発の仕事より、夜間の仕事の方が僕には合っていると思いました。
Wワークが主流になりつつある昨今。
皆さんも自身に合うやり方で楽しい人生をお過ごしください。


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