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TVや配信、映画、演劇などなど、体験したりネットで拾った話題などを書いたnoteのまとめです。
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17歳の迷えるマイノリティな心象を軸にアップデートしていく“家族の絆”の物語【映画「Winterboy」メモ】

17歳の迷えるマイノリティな心象を軸にアップデートしていく“家族の絆”の物語【映画「Winterboy」メモ】

2022年フランス制作の映画。

監督・脚本のクリストフ・オレノは1970年フランス・フィニステール生まれ。地元の大学で文学、さらに映画学校でも学んだあと、1995年にパリへ進出して作家デビューを果たす。2001年に最初の短編映画、翌年には長縮と次々に作品を手がけて、日本にもその名が知られるようになる。2013年にリョンの国立歌劇場で上演されたプーランク作オペラ『カルメル派修道女の対話』の演出を手

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ファンフィルム「風の姫」の遊び心と本気度がスゴかった

ファンフィルム「風の姫」の遊び心と本気度がスゴかった

実写短編動画「Wind Princess(風の姫)」に感動。

ブラジルの映画監督・脚本家のクリス・テックス氏が自主制作した宮崎駿監督「風の谷のナウシカ」のファンフィルム。

ジブリからは、作品の原案がテックス氏に帰属しないことを条件に制作が認められた。

「ナウシカ」の冒頭の印象的なシーンを感動的に再現。

DAICON FILM版「仮面ライダー」を思い出したが、映像のクオリティは段違い。

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#わたしの一番最悪なともだち #tvながら観memo

#わたしの一番最悪なともだち #tvながら観memo

月〜木の夜、15分の連続ドラマ。8週32回。

蒔田彩珠さんと高石あかりさんのキャラがハマりすぎていたのではないだろうか。

ほたると美晴の関係はペルソナというか、実はドッペルゲンガーだったのかなあ。

“友情”では説明できない距離感をとても上手く描いていた。

「メドゥーサ・デラックス」は、美容というダイバーシティで閉鎖的な世界を一刀両断した、ドキュメンタリー&ミステリーだった

「メドゥーサ・デラックス」は、美容というダイバーシティで閉鎖的な世界を一刀両断した、ドキュメンタリー&ミステリーだった

トーマス・ハーディマン監督の最新作「メドゥーサ・デラックス」の試写を観た。

メドゥーサとはタイトルの“メドゥーサ”とはギリシア神話に登場する怪物の名称で、頭髪は蛇、歯は猪、手は青銅で黄金の翼をもつと言われる。

その恐ろしい姿のため、見た者は石のように硬直してしまうことから“メドゥーサ伝説”が生まれた。

メドゥーサは英雄ペルセウスに首を切り落とされるが、その首からしたたり落ちる血を右と左の血管

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