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ロト6:意外と気付かない確率の盲点を狙え


はじめに

「ロト6って儲かりますか?」と聞かれたら私は「儲かりません」と断言します。
そもそもロト6に限らず宝くじ類は購入金額の半分以下しか還元されない仕組みになっています。競馬やパチンコの方がよっぽど効率が良いです。
以下のグラフをご覧ください。年度は平成23年で古いですが、基本どの年でも購入者に還元される割合は約45%となっています。200円払って戻ってくるのは約90円です。

平成23年度の宝くじ収益金の活用内容

もちろんみなさんはそれを承知で、1等という一攫千金を夢見てロト6を購入しているはずです。また、世の中には「次回のロト6数字予想」といった多くのサイトで買うべき数字を助言しています。様々な独自分析を元に割り出した予想数字を信じるのも構いませんが、一方でこの記事をご覧になっている読者の中には

どの数字を選んでも確率は同じ

ということを理解されている方も多いかと思います。

この記事では過去の当選金額実績に基づき、ロト6での推奨される数字の選び方を紹介します。この買い方を実践することで、ロト6での損失を最小限にすることが期待できます。
この選び方は毎回変わるものではなく、恒久的に当てはまる仕組みです。


例題

どっちの確率が高い?

上の2種類の組み合わせ、AとB ではどちらの方が当選する確率が高いでしょう?
「1〜6まで連続して出現するなんてあり得ないからBが正解」と思われますか?
回答はどちらも同じです。中学高校で確率論を学んでいる方なら簡単な問題です。
しかしながら人間の心理として6個の数字を選ぶ時にはほどほどにバラバラの数字を選びがちです。そこに期待値の盲点があるのです。

(注)確率は同じですが、1等が当選した際の当選金はおそらくBの方が高いです。理由はまたの機会に紹介します。

どの馬を買いますか?

競馬を知らない人には申し訳ないですが、以下の出走表は歴代の名馬とそれぞれのオッズ(倍率)を載せたものです。みなさんはどの馬に投票しますか?

最強馬たちの出走表

昨年の最強馬 イクイノックスが勝つと信じる人は1.8倍でもこの馬に投票するでしょう。ここで、実力が全く同じだとしたらどうでしょう?当然倍率が最も高いオルフェーブルに投票しますよね。
実は気づかないうちにロト6でもこれと同じ現象が起きています。1〜43までの出現確率は全て同じはずなのに、数字によって人気に差が出て、その結果オッズが変化しているのです。

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