写真集紹介 Part3

1990年から2011年までの夢の軌跡、サントリーウーロン茶の広告写真と中国の記録。引用させて頂きましたが、まさにその通りで夢の様な空間が垣間見れる写真集です。当時の中国の雰囲気も良いのですが、不思議な空気感や色そして何より美しさを強く感じられました。当時CMで見た風景や広告写真として見た物が蘇りノスタルジーも感じられました。すごく昔の写真も良いですが自分が生きている時代を見れる写真も本当に良いと思いました。

序文を見て上田義彦さんは今の若い写真家たちにエールを送っている様にも感じました。こんな時代もあったし、素晴らしい体験だったけど、それはあくまで夢の軌跡であって此れからは君たちの時代なんだよって言われている気がしました。ただ上田義彦さんの存在と影響はとてつもなく大きく、超える若手写真家に出会えるのはまだまだ先になりそうな気がします。写真集として美しい装丁とボリューム、印刷をみると少々値段は嵩みますが安いと思います。

title:いつでも夢を
photographer:上田義彦
publisher:赤々舎
date:2023
pages:584pp
size:182 x 257 
language:japanese

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?