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企画-終電がきて3月がおわる

*期間*
3月31日(日)0:00〜23:59

*対象*
期間中、オンラインストア「放課後」からアイテムをご購入くださった方

*内容*
3月31日にオンラインストアの商品をご購入くださった方限定で、アイテムに手書きの手紙を同封して郵送させていただきます。
☆ご購入の際、備考欄に「新年度への不安や期待」をご記入ください。特に思い当たることがなければ、なんでもいいです、近況や最近の悩みなどをご記入ください。返答する形で手紙を書かせていただきます。

*注意点*
サイト内の全商品(CD含む)が対象です。
本の在庫切れが多くなってきています。購入したい本がストアにない…そんな方には、短編小説がブックレットに入っているCD「月がみたい」がおすすめです。


*statement*
終電はきらいだがあってくれないと確かに困る。夜深くのわたしたちの関係にはどこか線引きが必要で、限りがあるからこそ、この楽しさに上限がないと感じたりするのだろう。ホームまで付いていって「気を付けてね」と呟くとき、けれどまだひとりにはなりたくないのだ、なんて我儘を言うほどの強さはないし、明日になれば終電で帰ったことをむしろ良かったと考える、そのことまで既に分かって黙って感情をやりすごす、そんな術ばかり上手くなっている。
新年度というのもまた、あってくれないと確かに困る。大きな環境の変化がなくったってここからがニューです、という区切りをつきつけてくる4月1日。夜明けよりも恣意的で、直線的な新しさの提示。決してとどまっていたいわけではないけれど、時の流れは均等で、細やかで個人的な気持ちの浮き沈みを新しい日々が終電のようにさらっていく。
現実はそんな感じだから、こちらはこちらでひっそりと、なんとなくの不安だったり、わずかな高揚感だったり、茫漠とした億劫さだったり、そんな取るに足らないささやかなことについて、話が出来たらいいなと思う。


オンラインストア「放課後」

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