見出し画像

あたしのギターヒーロー①Preston Reed〜引き出しがあるのは強い事だ。

あたしの好きなギタリストに、
Preston Reedさんというギタリストがおりましてねぇ。

Preston Reedさんとはどんなギタリストか。
まずは「rainmaker」という曲を聴いて頂きたいのです。

ご覧のように、
極端な変則チューニングと叩きとライトハンド奏法を駆使する超絶ギタリストで、
Andy Mckeeさんや城直樹さんに谷本光さんと影響を受けたギタリストは数知れず。

かくゆうあたしも影響を受けたワケでして。
まぁ、
マネしようにも超絶過ぎてマネ出来ない独自のスタイルでしたからねぇ。

元々Preston Reedさんは1970年代から活動していたのですが、
1980年代にあのニューエイジの祖・故Michael Hedgesさんの出現によりギタースタイルが激変。

元々変則チューニング使いのカントリー系のギタリストではあったのですが、
ライトハンド奏法やヒッティングを駆使したスタイルに変貌を遂げたのでした。

しかしですよ。
あたしが影響を受けたのは特殊奏法だけではありませんでした。

この「Flatonia」という曲を聴いて仰け反りましてねぇ。
「この人叩くだけじゃねぇ!
 フィンガーピッキングがとんでもねぇわ!」

それまで叩き一辺倒のギタースタイルだったあたしなんですが、
Preston Reedさんのライブビデオ(1997年のもの。しかもVHS!)を見て、
自身のギタースタイルを見直すきっかけを与えた下さったのでありました。

「井の中の蛙 大海を知らず」状態だったあたし。
ここで初めて「ギタリストの引き出し」の多さは強いんだぞという事を体感しましたねぇ。

更に。
YouTubeが登場して間もない頃に。

12弦ギターでこんな荘厳な曲を作れるのかと感嘆した「Overture」という曲。
変則チューニングで3フィンガーをソツなくこなす姿に聴き惚れましてねぇ。

これを聴いてしまうと、
あんだけパカスカ叩いていた人が弾いているとは思えなかったですもん。

その「Flatonia」と「Overture」に感化されて作ったのが、
あたしの最近の代表作「空を駆けるネコ」に繋がるワケでして。

Preston Reedさんが多用しているCGDGGDチューニングに憧れて、
彼に追い付け追い越せと言わんばかりに、
CGDGGDチューニングで曲を作っていく事になります。

まぁ、
どうやっても彼を追い越す事など出来ないんですけどねw

でも、
あたしことふくたろうのギタリストとしての方向性を示してくれた大きな存在であるというのは過言ではありませんねぇ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?