毎日更新したいネタだし日記。
今日のお題は「準富裕層」。

「そうはならんやろｗ」というツッコミをしたいがために、アッパーマス層御用達の情報誌である、東京カレンダーやクラッシーを買ってしまうのは、私がマス層の底辺で這いつくばっている魑魅魍魎だからだろうか。
そんな中で登録しっぱなしになっていたAMBIから東京カレンダーのスカウトが来たときは「えｗｗいいんすか？ｗｗ自分Ｆラン短大出身のワープアっすけど？ｗｗｗ」とオタク仕草で頭の中で捲し立てるなどし、胸がスッとする思いを抱いたのも事実だ。しかし、職務内容はカスタマーサポートだったこと、その後テンプスタッフからも派遣で同様の求人が来たのでちょっと萎えた。お電話やり取り系の仕事は非常に苦手なんじゃよな。

それはさておき、マス層だのアッパーマス層だのの上には準富裕層・富裕層・超富裕層というヒエラルキーがあるという。今回のネタである準富裕層は、5000万円～1億円の保有資産を持つ層を指すのだそうだ。

最近ツイッターで、準富裕層を自称する男性が、彼女に振舞ったという豪華な手料理を香ばしいフレーバーテキストと共にＵＰした。それが、「我こそが真なる準富裕層」と自称するユーザーたちのサンドバックになってしまったことで、「準富裕層」がトレンド入りする騒ぎとなった。
準富裕層なら外食連れてってやれよとか、テーブルはＬＯＷＹＡのヤツだろとか、これワンルームの間取りだなとか、肉はふるさと納税のやつだろとか、そんなツッコミが八方から入ることとなった。過去にも自称準富裕層男さんは、４０００字に渡ってツイッターに婚活プロフをＵＰしたわけだが、あまりのきな臭さに軽く炙られた過去もある。私もきな臭いなと思ってる。

実際、この自称準富裕層さんたちが、ガチで準富裕層であるかどうかは知らない。
しかし、キラキラ港区女子やタワマンママになり切ってツイッターを運用する地方在住の女や男が存在しているあたり、「一度はキラキラ系キャラクターになりきってみたい」という好奇心を掻き立てるような、強烈なインパクトがあることは事実だとは思う。

かくいう私も、「一度はそういうキャラになりきってみたい！」と思うことがあるし、「マッチングアプリで出会った女を口説く大手町のコンサル」という完成度の低い宴会芸を酔った勢いで披露することがある。
実在の人物と実際ソイツに言われたことをマネしているだけなのだが、やはりアッパーマス層などにたどり着いたこともないので、ただ再現するだけではどうにも解像度が低い。笑いは取れるのだが、もう一段階高い次元で笑いを取りたい。
芸の完成度をあげるには、やはり実物を良く知るところから始まると思うので、もう少し研究したいところではあるのだが…現状は東京カレンダーで座学するしかないのかもしれない。

一方、度々炎上する自称準富裕層アカウントはどうか。目と鼻につく圧倒的な存在感に、一般ツイッタラーが嚙みつかないわけがない。だが、それほどに強烈なツイートを連発できるのは、ある意味才能なのではないかと思いさえする。
加えて、その一連のツイートが基本ツッコミどころ満載だったとしても、その中にほんの少しでも準富裕層やアッパーマス層のリアリティを感じられるから、より「嘘つくんじゃねえ」と思わずツッコまずにはいられない違和感に目が行くのだろう。
そして、そのツッコミを全方向から受けたとしても運用方針がブレないのも見事である。却って賛辞を贈りたいほどのなりきりっぷりだ。ほぼ偽寄りではありそうだが、なりきりアカウントとしてはちゃんと成立していると思う。

とはいえ、ツイッタラーからのツッコミにクソリプで煽り散らかすのはいただけないし、それに対してクソリプと空リプで嫌味を垂れ流すのもみっともないと思う。
やっぱりこういうところでネットチンピラ仕草は出てしまうなあと思いつつ、最後にこの言葉を送って締めとしたい。

「金持ち喧嘩せず」

しかし今日は雨がすごいですね…。
ジム行けなくてがっかりです。