見出し画像

選択と運命とちょっぴり頑固

自分に軸が欲しい。ちょっとばかりのカッコ良さと半分本気で道を切り開ける、そのくらいの勢いで大学生の頃は就活をしなかった。ただの妄想家になるのは嫌なので補足するとバイトして1人が生活出来るぶんのお金くらいは貯めていた。
思えばこれが、大きな選択だったのかもしれない。
時は進んで、バイトの応募はメールでフラれて、振られている。他の国の言葉だったり、カメラで記録する映像情報だったり。興味は尽きないが落選も尽きない。そもそも前から方向くらい定めておけと言われるとそれまでなのだが、前にも今にも興味があるのは自分のことだけだ。これがあの時選んだ運命なのかと思う時もあるのだが、よく良く考えれば、運命とはそれくらいのものなのかもしれない。寝て起きて、明日今日と違う考えで応募すればあっという間に受かってしまったり。でもこれがまさに山手線のようなもので、今度は自分の軸さえ1周してしまう。そう思うと、頑固という柱にいくらか支えられ、運命を朧げに見つめる自分でいようかなって、そう思えた1日でした。いやいや、頑固オヤジもバカにできんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?