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数理落語

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数理に関わる落語です。独自の世界観を作り出しています。
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記事一覧

【数理落語7】 『損得勘定』

文「ルナちゃん、ルナちゃん、ルナちゃん、ルナちゃーん」 ルナ「何よ文ちゃん、どうしたって…

【数理落語(6)】 『ε-N論法』

 時代劇によく出てくる「悪代官」と「越後屋」というのがありますが。  実際にはお代官様っ…

【数理落語(5)】 『級数そば』

「おうっ、ごめんよっ。いやあ、ちょうどいいところに通りがかったよ。夜鷹そばとはありがてえ…

【数理落語(4)】 『大きな数と小さな数』

 一兆の上の数字ってなんだか知ってます?京。そうですね。その上は?これはご存じない?垓っ…

【数理落語(3)】  『現世根問』

 世の中には物知りな人がございまして。そういう人は、「先生」などと呼ばれることを好むもの…

【数理落語(2)】  『数学根問』

 マイナス×マイナスがどうしてプラスになるか、数学的に言える人はいますか?あれはちゃんと…

【数理落語(1)】 『立坪算』 (バナッハ=タルスキの定理)

  ここにある組木バズル、バラバラになっているのをこうやって組み合わせると、ほら、球になりました。何ということはありませんな。さてこれを、またバラバラにして組み合わせると、同じ大きさの球が2つできる、と言ったらどうでしょう?もちろん中身は空洞じゃなくて、ちゃんと詰まっています。そんなパズルは作れるでしょうか?  そのパズルを解いた数学者がいます。球を2つにするだけでなく、豆1粒を何個かに切りわけて組み合わせると、太陽の大きさにもできると言うんですよ。本当にそうなったらお金だ