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数学デー

数学デーというイベントを東京でやっていて、それに出ていた。

引っ越してから、自分でも開催することにした。

初回が無事済む。とても楽しかった。


素数大富豪というゲームがある。トランプでできる。

やってみたことはなかったが、数学デーの売りのゲームのひとつであるので、うちでもやってみることにした。

素数の計算が必要かと思っていたが、実際にやってみると、計算はほぼ無意味であることがわかった。

手札からカードを組み合わせて、素数と思われる数字を作り場に出していくのだが、4ケタ5ケタの数字を瞬時に素数かどうかなんて、まず計算などできないのだ。

もちろんいくつかの合成数の判定法は知っている。だがケタが大きくなると、そんな判定でふるいにかけてなお、漏れる合成数が増える。素数の割合はぐんと減るのだ。

そう、これは計算力を試すゲームでもなんでもない。末尾を偶数や5にしては素数になりようがないとか、できれば3の倍数の判定方法くらいは知っていたほうがいいが、あとはほぼ勘で素数を狙っていくしかないのだ。

2ケタ3ケタの計算できる素数を手堅く出していく方法もあるが、一気に手札を減らすために無謀にも7ケタ8ケタの数字を出す人もある。当然素数ではない場合が多いのでペナルティーを受けることになる。それが絶妙なゲームバランスとなっていて見事だ。

イベント開催直前に、素数表を載せたほんを何気なく買ってみたのだが、これが見事に役に立った。最初のうちはほぼ最初の1ページにある素数だけで、場に出された数字が素数か合成数かを判定することができた。

出た数字が素数かどうかを知る瞬間が楽しい。素数でないと判ったとき、どう素因数分解されるのかもやたらと気になってしまう。これがカイジの世界のような、命やとんでもない金額がかかったゲームであったとしたら、そのスリリングさはもっと激しいものになるのであろう。


本日出された最高の素数は12121211。素数表に載っているケタ数を軽くオーバーしたため、素数判定サイトを利用することになった。それでもあるサイトでは、やはりケタオーバー。別のサイトでやっと判定することができた。便利な時代である。


素数に出会えるゲームであった。


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