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女神浪漫紀行 8

白山宮

ミワは、宇佐宮から隣の白山宮に移動した。位置的に宇佐宮より下がった場所にあり、ここにも流れている川が滝のように落ちていた。

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このエリアに、白山宮が鎮座している。

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御祭神は、菊理姫神(ククリヒメ) 石川県、加賀国一宮白山比咩神社の御祭神である。

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この白山宮にまつわる逸話が、ガイドブックに記されていた。

『平安時代末期に広秀という僧は長年、白山へ参詣していたが年老いたため行くことが出来なくなった。ある日広秀の夢の中に白山の女神が現れ「宇佐宮の東に祀られたい」と告げたのでお祀りをした。このお社を延暦寺の座主慶命が社参の折に見つけ、取り壊そうとしたが、一晩祈って明日判断すると言った。翌日行ってみると雪が一尺ほど積もっている。7月に雪が降るはずがないと思い「この雪が見えるか」とまわりの人に聞いてみたが、誰にも見えてはおらず、これを神の霊験と感じ、そのままお祀りすることを決めた。その後この岩を「雪丈岩」と呼び霊石としたといわれる。』

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