ドライバー 21

ホーチミンのタンソンニャット空港で香港行きの飛行機を待っていると携帯が鳴った。

ひどい雑音の向こうで、聞き慣れない英語が「田島さんですか?」と聞いてきた。

「いつ・・・に来ますか?」と言った後ブツッと切れた。肝心な部分が雑音で聞き取れなかった。

英語の訛りから、インドからだろうと思い、仕事で絡んでいるインド人たちを思い浮かべたが、どのインド人とも声が一致しない。

そもそも彼らからの電話であ

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梅雨明け 目前。

来週、本州は、ようやく梅雨明けですね♪

今年は、例年通りとなる予定です。

境界の旅人 14

小野さんってもしかしたら、

常磐井君と付き合ってるの?

クラスメイトの春奈から

由利は常磐井との仲を質された。

あたしは、彼のことが好きなの?

京都×青春×ファンタジー×ミステリー。ページを繰る手が止まらない‼︎

前回のお話はこちらから

登場人物紹介

小野由利   東京から京都へやってきた少女。桃園高校の一年生。
小野辰造   由利の祖父
小野玲子   由利の母親
三郎(椥辻) 謎

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note20日連続投稿の報告

全体ビュー 1500 スキ70

小説で一番読まれているのは最後のウイルスの第4回目で閲覧数は120程でした。投稿したしばらくは閲覧数は伸びましたが、その後は全く伸びなくなりました。連載小説は後ろに行くほど読む人が減っていく傾向にありました。

色々改善して明日からも投稿していきます。

「広島の風」 #13

● 第三章

<原爆乙女>
 アメリカの荒野を突っ切る大陸鉄道は、始点のオマハから十九世紀、さらなるフロンティアを求めたアングロサクソンが、先住民のインディアンを蹂躙し、西へと開拓するのに合わせて伸長した。
 四年ぶりにアメリカの大地を踏みしめた私の瞼には、イタリア戦線で非業の死を遂げた若き日系人兵士たちの顔が深く刻まれているということを改めて確認した。車窓の向こうに広がる渺渺たる赤茶けた荒野に

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蒼のノスタルジア :2

初夏の日射しが電車の窓を通り抜けて、蒼介と朝日花の間に落ちる。
車窓に広がる眩しい新緑。山がちな地形を進む車内で、駅で買ったお菓子やパンを二人は膝に広げる。
ピクニックみたい、と幸せそうにコロッケの挟まったパンをかじる蒼介に、あんまり食べるとあとで何も入らなくなるわよ、と言いかけて、朝日花は口をつぐんだ。この人の胃袋、底無しだったわ。
私にも頂戴よ、と蒼介からチョコレートの袋をひったくり、朝日花は

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ありがとうございます。ゆっくりしていってくださいませ。
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【のんきに 優雅に げんきよく】 「15.ジュース」

お昼を食べてる。あなたはいつもの親子丼と水菜のサラダ。私はツナおにぎりとから揚げ。おいしいね。たのしいね。だって、あなたがお話聞かせてくれるもの。二人きりのソファ、ビール、二人のたばこ。

でも私、だんだんそわそわしてくる。ねえ。まだ?だって、私たち、恋人同士なのに。お仕事や夢のすてきなお話。でも、私だって女よ。

あなたがふっと、私の顔を見た。私たちは、おずおずと、体の向きを変えた。体の向きをぎ

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[最初から]ゾンビつかいの弟子 5章(前半)

(約11000字 / 読むのにかかる時間 : 約25分)

[最初から読み直しキャンペーン]
こちらは「ゾンビつかいの弟子」本連載ではありません。今後の投稿スケジュールはこちら

五章

1.

長い冬が明けた。

とはいえ僕は、何のためにあれほど勉強したのか分からなくなるほど、相変わらず勉強に追われていた。どちらかといえば、受験生だったときのほうが楽だったのではないか、と感じるほどだ。

数式、

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橋で祈る1◆ばかにしないでと、だれかに

連載小説『橋で祈る ~夜の底を流れるもの~』第1話

  ***

 橋を渡ってみようと乃々花(ののか)は思った。
 パン屋のバイトの行き帰りに、いつも目にしていた橋だ。今日まで渡ったことはなく、渡る用事もないというのに、なぜだか足が吸い寄せられた。
 歩道をそれ、橋へと続く小さな公園に、頼りない足取りで進んでいく。横手には神社があり、三月でも深緑の衣を着こんでそそり立つ針葉樹のかげから、幼い子ど

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春を謳う鯨  iNTeRLudE

【合わせて読みたい:これは大村鈴香という複雑なひとの心の奥に悠々と横たわる、訪れる者のない美しい湖、の水面を、みんなでひっそりと覗き込む連載小説、『春を謳う鯨』の、テーマソング集です。若干のネタバレを含みます、人物を作り込むのに聴く曲はなるべく最近のにしています、乞うご期待!  ほか】

こんにちは、最近Pythonやってみてハロワを久々に見、テンションが上がりました。や、ちょっと待てよ、何かを始

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