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秘密は抱えない方がいい、らしい

ラジオでも話そうと思ってるテーマ。

誰にも言えないことを抱えている辛さは、独特のものがある。
言っちゃだめだ、って思わされるのは、精神衛生上、良くない。

私も、メンエスで働いていることはリアルな友達には、ほとんど言っていない。たぶん一生話さないんじゃないかと思う。分かってもらえるとも思えない。

だって、私が逆の立場でも多分、困るもんなぁ…
もしメンエスという業界に入っていなかったとして。相変わらず塾の講師とか事務とかしている時に、友達に突然「私、夜職始めたんだ。男性専門のオイルマッサージのお店なんだけど」って言われたら。

えっ、なんで?どうしたの?お金に困ってるの?
なんで今更、というか、突然そういう仕事?
って思うだろう。

そこのお店大丈夫なの、セクハラとかないの、グレーゾーンじゃないの、
法律的にとか、税金的に大丈夫なの?
って心配するだろう。

逆でも同じ。私だって、反応に困るしかない。

結局、同じ仕事をしている、界隈が同じ人たちとしか、この仕事の話は通用しないし、辛さも良さも分かってもらえない。


この人との恋愛も、友達には話さなかった。

相談してもお金を貸すのなんて反対されるだけだろうし。
反対されたって「彼を助けてあげたい」なんて思ってる私は聞く耳を持たなかっただろう。最中の人の気持ちはそんなもの。

この記事をリアルタイムで読んでいながら「そんな男、やめときなよ」「絶対貸さない方が良いよ」って言わずにいてくれた読者の方たちには感謝してる。

当時言われても、多分私は自分を止められなかった。
反対してくる人は敵だ、くらいに思っていたかも。

その恋が終わって、お金は返ってこなくて、連絡も取れなくなって。
そうなればなったで、それは私にとって恥ずかしい思い出となって、また人に言えなくなる。身近な女友達や家族には結局言ってない。言えないよね。情けないし、かっこ悪いし、今更どうしようもないし、隠したい。

今はもう悩んでいないけど、当時はしんどかった。悩んで苦しんで、だけど誰にも相談できなくて。

だけど、

ここnoteで記事にできた、というのは私にとって有難かった。ある意味で救いだった。顔も知らない人たち相手だからこそ、言葉にできた。一方的に聞いてもらえた。私が当時求めていたのは、アドバイスではなく、ただ聞いてくれることだったんだと思う。

「りなさんが決めたことなら、それで良いと思う」という優しいコメントをくれた人がいた。嬉しかった。

どんな結果になっても、私は自分で悩んで自分で決めたのだから、受け止める。

そうやって私たちは生きていくしかないのだと思う。

だけど、そうやってどの選択も自分が主導権を持っていると思えていたら、結果も受け入れやすいし、諦めもつく。辛いのは辛いけど、情けないし、悲しいし悔しいけど、どこかでギリギリ自分を客観視できて、余裕を持てる。自分で自分のことを「バカだなぁ」って笑い飛ばすような。

それがオーナーシップなんだと思う。

何があっても、自分の人生の主導権は自分で握ること。

色んなものに巻き込まれながら私たちは生きていくしかないのだけど、自由にいつも選択できるわけではないけど、それでも悩み苦しみながら選ぶしかなくて、ものすごく束縛が激しくても、それでも「自分で選んだ」のだと思っていることが大事。

責任がどこにあるとか、
誰が悪いとか、
そういう話ではなくて。

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