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歴代朝ドラレビュー(1) 2023年10月【7】

私はNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)をよく観ている。今回はそれらの感想を述べる。全作品ではない。

結構好き嫌いがある。お世辞抜きで書く。あらかじめ知っておいてほしい。

マー姉ちゃん(1979年度前期)
主人公のモデルは『サザエさん』の著者・長谷川町子の姉。ほのぼのとした作品で、それなりに面白い。でも取り立てて言いたいことが思い浮かばない。当時まだ若手だった田中裕子の演技に感心することが多かった。

本日も晴天なり(1981年度後期)
戦時中にNHKアナウンサーだった女性が主人公。終戦間際の軍とのやりとりが秀逸。手に汗握る展開だ。そこがこの作品のピーク。割と前半にある。後半3分の2ぐらい、ダラダラと続くような印象を持った。

ひらり(1992年度後期)
バブル期の女性が結婚するとかしないとかウダウダする話。相撲がテーマというのは表向きで、ほとんど好いた惚れたをグダグダやっているだけ。

主人公ひらりよりも、姉みのりのキャラクターが強烈。気が小さく、自信がなく、優柔不断。見栄っ張りなのでよく嘘をついてしまう。「あたしって恋が下手なの」みたいなことをしょっちゅう言っている。もっと根本的なところがおかしいのだが、本人はそこに気付いていない。

ひまわり(1996年度前期)
弁護士を目指す女性が主人公。同時に複雑な親子関係が描かれている。むしろそちらがメインという印象。

ヒロインとその弟とは血の繋がりがない。彼を産んだ女性は、父親の親友の婚約相手。父親は蒸発して帰ってこない。その間に母親はその父親の親友と結ばれる。とんでもない恋愛がくり広げられる。

ふたりっ子(1996年度後期)
リアルタイムで観た。当時小学5年生(ちなみに主演の三倉茉奈・佳奈と同い年)。私の朝ドラ視聴はこの作品から始まる。

双子の姉は経営者、妹はプロ棋士になる。面白いとは思うが、お父ちゃんの不倫はひどい。オーロラ輝子のぶりっ子にイライラする。

あぐり(1997年度前期)
これもリアルタイムで観ていた。明治生まれの女性美容師の話。しかしこの作品の魅力は、ヒロインの夫・エイスケに尽きる。風来坊を絵に描いたような男を野村萬斎が好演。

純情きらり(2006年度前期)
放送当時私は大学生。主演の宮崎あおい(彼女もまた同い年)がかわいかった。彼女に心を奪われてしまい、主演映画を観に行くなどした。次第に熱は冷めたものの、いい思い出だ。

西島秀俊演じる冬吾という青年画家もまた魅力的だった。これ以来ずっと彼のファンだ。といって出演しているドラマを観るわけではないのだが。

芋たこなんきん(2006年度後期)
中年女性が主人公という珍しい作品。作家の田辺聖子がモデル。面白い部分もあるが、あまり好きではない。何だか説教臭いのだ。TOKIOの城島茂が父親を演じている。役者ではないのに上手で、感心した。

今回はここまで。次回以降、下記の作品について書く。

カーネーション(2011年度後期)
梅ちゃん先生(2012年度前期)
あまちゃん(2013年度前期)
マッサン(2014年度後期)
あさが来た(2015年度後期)
カムカムエヴリバディ(2021年度後期)
ちむどんどん(2022年度前期)
舞いあがれ!(2022年度後期)
らんまん(2023年度前期)

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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