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【映画感想】ザ・メニュー【ネタバレなし】

総括

「ザ・メニュー」観た!
皮肉が効いてて、非常にユーモラスだけど、常に不気味さをまとってる。
ただ、個人的にはもう少し緊張感が欲しかった。
いや・・・逆か、緩和を作って落差が欲しかった。
キャラクターたちも良かった分、惜しいなという気持ちになりました。

感想

今作は、レイフ・ファインズ、アニヤ・テイラー主演。
孤島の高級レストランを舞台のサスペンス。
タイトル通り、料理を出しながら話は展開。
全体的に、すごく皮肉が効いている。
料理自体は、演出も含め凝っているがわかりやすく美味しそうなものはない。情報量が多い料理。
それも非常に意図的で良かった。
アニヤ・テイラー演じる、マーゴが非常に異質な存在だからこそ観客と同じ感性で映画の中に存在してくれるから観やすかったね。
ネタバレできないから何も語れないなw

問題点というか・・・緊張を常に強いてるから終盤慣れちゃったんだよね。
もうハラハラすらしない。
クローズドな環境は良いんだけど・・・正直、囚われた人間が従順すぎる。
模索や努力が少なくて、シェフに完全に管理されちゃってるんだよね。
まさに、まな板の鯉。
途中から退屈ではないんでけど、どうせ無理だもんね。って察してたから驚きが少なかったんだよなぁ。
キャラクターもよかったけれど、観客側が助かって!!って願いたくなるやつも少ないのも結構影響した気がする。
あとは根幹の秘密らしい秘密もなかったのも影響してるかもしれない。

サスペンスなのもあってネタバレできないからはっきりしたことはあんまり書いてないけれど面白かったよ。
コンセプトもキャラクターも良かったから惜しいなぁ。
サクッとサスペンスを観たい方はおすすめです。

(69点/100点満点中)

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