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【映画感想】ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー【ネタバレなし】

総括

「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」観た!
様々な難しい題材をフェアに扱って上手くまとめ上げたストーリー作品は珍しいね。
チャドウィック・ボーズマンのサヨナラするための作品としても素晴らしい。
MCUとしてキーマンをなくし停滞していたものをしっかりと動かし、語る決意に満ち溢れた作品でした。

感想

今作は、MCU30作品目、ブラックパンサーのタイトルとしては2作品目の作品。
前作のブラックパンサーに引き続きライアン・クーグラー監督。
そして、今作はブラックパンサー役だった、チャドウィック・ボーズマンが大腸癌で2020年に亡くなり、今後のMCUを背負うキャラクターが欠けて暗雲が立ち込めていたんだよね。
そして、今作は仕切り直し作品。
ティ・チャラの妹シュリが主人公に置かれ、ティ・チャラが亡くなりその悲しみで先に進むことが出来ないワカンダを描きます。
正直、あまりにヘビーな内容。
落とし所が最後まで想像がつかないぐらいには衝撃的な展開が多い。
だけど、ここまでやってくれたから鑑賞してるこっちもしっかりとチャドウィック・ボーズマンのブラックパンサーとしっかりお別れが出来たし、今後のブラックパンサーを前向きに応援できるようになれたね。
あと今作は、MCU内でも非常にターニングポイントになるように作られています。今後、フェーズ全体で語られるような種が撒かれたね。
また、ディズニープラスドラマが決まってるアイアンハートも登場。
前編見所しかない。

今作、アクションシーンの割合が多くはないけれど、パキッと素晴らしい映像が多い。壁面をつかったバトルはカッコいいんだけどオシャレで観たことのないバトルだったね。

あまりに濃密な内容で、何がネタバレになるかわからないからこんなもんかな。
ヒューマンドラマがすごく濃密で、MCU作品を今まで見てきたけど観終わったあと腹にズシンとくる作品はなかった気もするなぁ。
前に進むために必要な儀式をしてくれた作品。その分、キャラクターの魅力を見せるパートが少なめだったと思う。
次の作品or他作品でシュリたちキャラクターの特性や魅力を描いてくれたらもっと愛せるようになる気がするわ。
「ワンダヴィジョン」からはじまったフェーズ4も映画では今作で終わり、ディズニープラスを含めるなら「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」かな。
フェーズ5は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」でスタート。
フェーズ4でミュータントって単語もちゃんと出てきたし、フェーズ5はX-MENの仕込みをし始めるんだろうなぁ。

ファンなんだけど・・・正直言って良い?
追うのちょーっと疲れてきちゃったw
ドラマも増えすぎて新規の人まじでどれくらいいるんだろうか・・・。

(78点/100点満点中)



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