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軽く答えられた質問が合否の分かれ目だった。

人生には後から考えるとあそこが分かれ道だったんじゃないか、なんて出来事があります。

そういうものは、わかりやすく「分かれ道だよ」と言って現れてはくれません。

僕の場合、あの時のあの質問に〇〇と答えてなかったら間違いなく内定でてないな、と思ったことがあります。

それは内定先での最終面接のことでした。

かなり緊張していた中、唯一まともに答えられた質問が「人生の分かれ目」だったと、今になって思います。

それは、「大学はどうやって選んだの?」という質問です。

いたって普通に「高校生の頃に自分が社会人10年めくらいにこういう時代が来ると雑誌で読みました。その本の中でこの職業のなり手が少ないと知りました。需要があれば食っていけると考えたので、今の大学のこの学部学科を選びました」

と答えました。たぶんね。たしかね。

それまでは戦場カメラマンの渡部陽一さんが言葉に詰まったくらいのペースで話していたのですが、この質問はジャパネットたかたの高田明さんが家電の良さを説明するくらいのスピードで話せました。

こういう質問が飛んできた原因を考える

なぜ高校生の時のことを聞かれたのか?

それは、「逆算して考える」思考が「クセ」になっているのかを確かめられたのだと思います。

大学に入ってからだと、否が応でも就活や将来について考える機会が生まれます。ただ、期間が短いのです。学部生にとってはどんなに長くても三年間しか将来について考える期間がない。

三年。新入社員のうちの30%がこの間に辞めると言われています。一千万円かけてコツコツと育成して、これから活躍してもらおうって時に居なくなられる。

ソシャゲのキャラで考えてみてくださいよ。ガチャでキャラを獲得・育成してこれから使ってみようという時に約3割の確率でいなくなる。やってられないですよね?

あなたが会社に対してやろうとしていることと同じです。会社側からはそう見られるということです。

だからと言って、全ての転職は否定できません。労働基準法を守れないような会社にずっと居たっていいことは何もないでしょう。大切なのは、あなたが自分の状況をどれだけ客観的に把握できているか?ということです。


会社にしてみれば、三年間以上一つの考えに沿って行動できる人であれば、貢献してくれるかを度外視しても、どんなキャリアビジョンを持っていたとしても、三年以内に会社を辞めて損害を与えるリスクは低いですよね?


僕はその点も評価されて内定が出たと思います。

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