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歴史から学ばない理由がない

はじめに


歴史を紐解いても、自分以外の他人の経験から学んだ人はみんな有能な人が多いです。

名言を聞いただけで満足してはいけない


情報の有無、すなわち「知ってるか、知らないか」というのは行動を起こすうえでとても大切です。もし、何かを成し遂げたいならばこれからの時代は知識をどう知っているかも大切です。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言ったのはドイツの「鉄血宰相」ビスマルクです。彼の政治家としての偉大さや、ビスマルク本人にSNSで直接やり取りできないことから、これだけ聞くと自分の経験から学んではいけないように聞こえます。元の発言が”Fools learn from one's experience, but wise men learn from history.”だったら「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と訳すことが正しいです。ですが、

ビスマルクは「どっちかというと、歴史に学ぶのが好き♡」くらいにしか言ってません。俺に文句言うなよ?英文にそう書いてあるんだもん。

優劣を明確にしたいのではないから、英語の原文には婉曲な表現を用いているんです。「どっちかといえばこっち」くらいにしか「経験に学ぶ」ことと「歴史に学ぶ」ことの優劣について言ってないんです。

経験は自分自身が体験したこと、歴史は他人が体験したことと捉えてください。

世の中のありとあらゆる失敗をやり尽くして、やっと成功しそうなチャンスが来た頃には年老いているか、借金まみれになってるか、社会的な信頼がなくなってるかのどれかだと思います。

あらかじめ学んで、似たような失敗を知っておけば「ひさんなルート」は回避できると思います。

就活中であれば、今の自分と同じような状況にいた先輩がどう切り抜けたかを知ることが大切です。

次に、同じような状況を経験した人と自分の違いを理解します。

ここで、ご自身の経験を使います。

自分がどんな性格なのか?どれくらい根気強いか?などなどを考慮して真似るべき点と真似してはいけない点を把握するのです。コピー元の強みとあなたの強みは必ずしも一致しないのです。だからと言って慌てたり、ガッカリすることはありません。そういうもんです。

いよいよ思考を実行するその時は、先輩達の経験に自分の特徴を反映させて行動に移すんです。

こういうプロセスを経てオリジナルを生み出せる人が強いです。

おわりに

こんな考え方を「知らなかった人」も「知ってるけど実行できない・普段の生活に殆ど活かされていない人」も同じ穴のムジナです。五十歩百歩とも言えます。これからの時代、知識は実践してこそ、行動に反映させてこそ意味があるんです。




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