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✅このお話の教訓は？（ルビ無）

"(S){The wise} (Vi)learn (Mv){from misfortunes of others}."
　『(S)賢明な人々は、(Mv)他の人の大きな災難を (Vi)教訓にします』
　【メモ】"wise" は形容詞です。形容詞の前に "the" を付けて "the wise" と表記すると「賢明な人々」と云う意味になります。
　【マーカー説明】
　(S)主語 , (Vi)述語（自動詞）
　(Mv)修飾語（節内の動詞を修飾する副詞句）

"(Vt)Take (O)warning (Mv){from the misfortunes of others}."
　『(Mv)他者の災難を (O)教訓 (Vt)にします』
　(O)目的語 , (Vt)述語（他動詞）

"(S)He (Vi)is (C)wise (rc){ (S←SO_REL)who (PV){is warned} (Mv){by the misfortunes of others} }."
　『(Mv)他者の災難から (PV)学べる (SO_REL→S)者は (Vi+C)賢明で或る』
　(C)補語 , (rc)関係詞節
　(SO)受動態の主語 , (PV)述語動詞（受動態）
　(S←SO_REL) 関係詞（主格）と其れの先行詞

★ 副詞句（修飾語）を表す場合、当初は (M) のみにしていたのですが、其の後に (Mv) と云う記載を増やしました。此れは英語の本質的な考え方なのですが「➊ 節内の動詞を修飾する副詞は節内の何処に置いても良い」というルールから、節内に一つしかない述語動詞を修飾する副詞句（修飾語句）は全て (Mv) で良いと云う事に気付いた訳です。
★ 此の考え方の延長線上で「➋ 節全体を修飾する副詞句とは、其の節内の主述語動詞を修飾する副詞句で或る」と云う解釈・記載もしています。『節 ＝ 主主語 ＋ 主述語動詞 ＋ 主修飾語』を『節 ＝ 主述語動詞 ＋ α 』と考える訳ですね。何方にしろ和訳された修飾語は（否定語等を除き）主述語動詞の前に置くので、翻訳結果としては何方道変わらない訳です。

さて、此処で本邦初公開！、此のイソップ寓話の連載投稿の主旨を発表しましょう！

私達が此の社会で『平和且つ幸福を甘受しながら豊かな人生を謳歌する』為には、どうすれば良いのでしょうか？

解り易い回答の一つが『全ての個々人それぞれが賢明に生きる事』で在るのは間違いないでしょう、よもや此れに異論を唱える方は居ませんよね？

『賢明で或る』と云うのは、どういう事でしょうか？

大事な事なので此処で繰り返しておきましょう、常に『他者の災難から学び続ける事』を云うのです。

此れを読んだ貴方は、周りの全ての人にこう言いましょう、『２０００年前から愚行だと言い続けられた事を今また（公共の場で）繰り返すのは辞めて下さい』と。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 英文＆翻訳和文（ルビ無）

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　THE SICK LION .

　A Lion being unable from old age and infirmities to provide himself with food by force , resolved to do so by artifice .
　He betook himself to his den ， and lying down there ， pretended to be sick ， taking care that his sickness should be publicly known ．
　The beasts expressed their sorrow , and came one by one to his den to visit him , when the Lion devoured them .
　After many of the beasts had thus disappeared , the Fox discovered the trick , and presenting himself to the Lion , stood on the outside of the cave , at a respectful distance , and asked of him how he did ； to whom he replied , “ ～ ”
　“ I am very middling , but why do you stand without ？ pray enter within to talk with me . ”
　The Fox replied , “ No , thank you , I notice that there are many prints of feet entering your cave , but I see no trace of any returning . ”
　He is wise who is warned by the misfortunes of others .

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　加減の悪い獅子

　老衰と疾患に因って彼自身に力に依る餌の供給の出来ない獅子が、策略を弄して其れ（餌を取る事）をしようと決意しました。
　獅子は獅子の巣穴に赴き、そして其処に横になり、病気の振りをし、獅子の病気が周囲の動物達に知られる様に気を配りました。
　動物達は彼等自身の悲しみを示して、１匹ずつ獅子の巣穴に獅子を見舞いに来た其の時に、獅子は彼等を食べてしまったのです。
　獣達の多くが此の様にして姿を消した後で、狐は其の卑劣な行為に気づいたのです。そして獅子に狐自身の姿を見せ、洞穴の外側、畏敬を示す距離を保って獅子に加減はどうかと尋ねると…、狐に向かって獅子は斯う答えました、
　「儂はとても鈍っているよ、しかし、何で御前はそんなに外側に立って居るのだ？、どうか儂と話す為に内側に入ってくれ」
　狐は斯う返しました、「いいえ、必要有りません、貴方の洞穴に入って行く沢山の足跡が在るのに私は気付きました、ですが、帰って行く足跡が私には一つも見えないのですから」
　他者の災難から学べる者 は賢明である

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✅逐語訳＆構文解説はこちら

■ このお話の教訓は？（ルビ有）

"(S){The wise} (Vi)learn (Mv){from misfortunes of others}."
　『(S)賢明けんめいな人々ひとびとは、(Mv)他ほかの人ひとの大おおきな災難さいなん々々さいなんを(Vi)教訓きょうくんにします』
　【メモ】"wise" は形容詞けいようしです。形容詞けいようしの前まえに "the" を付つけて "the wise" と表記ひょうきすると「賢明けんめいな人々ひとびと」と云いう意味いみになります。
　【マーカー説明せつめい】
　(S)主語しゅご , (Vi)述語じゅつご（自動詞じどうし）
　(Mv)修飾語しゅうしょくご（節内せつないの動詞どうしを修飾しゅうしょくする副詞句ふくしく）

"(Vt)Take (O)warning (Mv){from the misfortunes of others}."
　『(Mv)他者たしゃの災難さいなんを (O)教訓きょうくん(Vt)にします』
　(O)目的語もくてきご , (Vt)述語じゅつご（他動詞たどうし）

"(S)He (Vi)is (C)wise (rc){ (S←SO_REL)who (PV){is warned} (Mv){by the misfortunes of others} }."
　『(Mv)他者たしゃの災難さいなんから (PV)学まなべる (SO_REL→S)者ものは (Vi+C)賢明けんめいで或ある』
　(C)補語ほご , (rc)関係詞節かんけいしせつ
　(SO)受動態じゅどうたいの主語しゅご , (PV)述語動詞じゅつごどうし（受動態じゅどうたい）
　(S←SO_REL) 関係詞かんけいし（主格しゅかく）と其それの先行詞せんこうし

★ 副詞句ふくしく（修飾語しゅうしょくご）を表あわらす場合ばあい、当初とうしょは (M) のみにしていたのですが、其その後ごに (Mv) と云いう記載きさいを増ふやしました。此これは英語えいごの本質的ほんしつてきな考かんがえ方かたなのですが「➊ 節内せつないの動詞どうしを修飾しゅうしょくする副詞ふくしは節内せつないの何処どこに置おいても良よい」というルールから、節内せつないに一ひとつしかない述語動詞じゅつごどうしを修飾しゅうしょくする副詞句ふくしく（修飾語句しゅうしょくごく）は全すべて (Mv) で良よいと云いう事ことに気付きづいた訳わけです。
★ 此この考かんがえ方かたの延長線上えんちょうせんじょうで「➋ 節全体せつぜんたいを修飾しゅうしょくする副詞句ふくしくとは、其その節内せつないの主述語動詞しゅじゅつごどうしを修飾しゅうしょくする副詞句ふくしくで或ある」と云いう解釈かいしゃく・記載きさいもしています。『節せつ ＝ 主主語しゅしゅご ＋ 主述語動詞しゅじゅつごどうし ＋ 主修飾語しゅしゅうしょくご』を『節せつ ＝ 主述語動詞しゅじゅつごどうし ＋ αあるふぁ 』と考かんがえる訳わけですね。何方どちらにしろ和訳わやくされた修飾語しゅうしょくごは（否定語ひていご等などを除のぞき）主述語動詞しゅじゅつごどうしの前まえに置おくので、翻訳結果ほんやくけっかとしては何方道どっちみち変かわらない訳わけです。

さて、此処ここで本邦ほんぽう初公開はつこうかい！、此このイソップ寓話ぐうわの連載れんさい投稿とうこうの主旨しゅしを発表はっぴょうしましょう！

私達わたしたちが此この社会しゃかいで『平和へいわ且かつ幸福こうふくを甘受かんじゅしながら豊ゆたかな人生じんせいを謳歌おうかする』為ためには、どうすれば良よいのでしょうか？

解わかり易やすい回答かいとうの一ひとつが『全すべての個々人ここじんそれぞれが賢明けんめいに生いきる事こと』で在あるのは間違まちがいないでしょう、よもや此これに異論いろんを唱となえる方かたは居いませんよね？

『賢明けんめいで或ある』と云いうのは、どういう事ことでしょうか？

大事だいじな事ことなので此処ここで繰くり返かえしておきましょう、常つねに『他者たしゃの災難さいなんから学まなび続つづける事こと』を云いうのです。

此これを読よんだ貴方あなたは、周まわりの全すべての人ひとにこう言いいましょう、『２０００年前にせんねんまえから愚行ぐこうだと言いい続つづけられた事ことを今いままた（公共こうきょうの場ばで）繰くり返かえすのは辞やめて下ください』と。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 発音記号付き英文＆読み仮名付き和文

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　THEðə SICKsɪk LIONˈlaɪən .

　Aə Lionˈlaɪən beingˈbiɪŋ unableəˈneɪbəl fromfrəm oldoʊld ageeɪʤ andænd infirmitiesɪˈnfɝmɪtiz totu provideprəˈvaɪd himselfhɪmˈsɛlf withwɪð foodfud bybaɪ forcefˈɔɚs , resolvedriˈzɑlvd totu dodu sosoʊ bybaɪ artificeάɚṭəfɪs .
　Hehi betookˈbɛˌtʊk himselfhɪmˈsɛlf totu hishɪz dendɛn ， andænd lyingˈlaɪɪŋ downdaʊn thereðeɚ ， pretendedpriˈtɛndɪd totu bebi sicksɪk ， takingˈteɪkɪŋ carekéɚ thatðæt hishɪz sicknessˈsɪknəs shouldʃʊd bebi publiclyˈpʌblɪkli knownnoʊn ．
　Theðə beastsbists expressedɪkˈsprɛst theirðɚ sorrowˈsɑroʊ , andænd camekeɪm onewʌn bybaɪ onewʌn totu hishɪz dendɛn totu visitˈvɪzɪt himhɪm , whenwɛn theðə Lionˈlaɪən devoureddɪˈvaʊɝd themðɛm .
　Afterˈæftɚ manyˈmɛni ofʌv theðə beastsbists hadhæd thusðʌs disappearedˌdɪsʌˈpɪrd , theðə Foxfɑks discovereddɪˈskʌvɝd theðə tricktrɪk , andænd presentingprɪˈzɛntɪŋ himselfhɪmˈsɛlf totu theðə Lionˈlaɪən , stoodstʊd onɔn theði outsideˈaʊtˈsaɪd ofʌv theðə cavekeɪv , atæt aə respectfulrɪˈspɛktfəl distanceˈdɪstəns , andænd askedæskt ofʌv himhɪm howhaʊ hehi diddɪd ； totu whomhum hehi repliedrɪˈplaɪd , “ ～ ”
　“ Iaɪ amæm veryˈvɛri middlingˈmɪdəlɪŋ , butbʌt whywaɪ dodu youju standstænd withoutwɪˈðaʊt ？ praypreɪ enterénṭɚ withinwɪˈðɪn totu talktɔk withwɪð memi . ”
　Theðə Foxfɑks repliedrɪˈplaɪd , “ Nonoʊ , thankθæŋk youju , Iaɪ noticeˈnoʊtəs thatðæt thereðeɚ areɚ manyˈmɛni printsprɪnts ofʌv feetfit enteringˈɛnt.ə(ɹ).ɪŋ yourjɚ cavekeɪv , butbʌt Iaɪ seesi nonoʊ tracetreɪs ofʌv anyˈɛni returningrɪˈtɝnɪŋ . ”
　Hehi isɪz wisewaɪz whohu isɪz warnedwɔrnd bybaɪ theðə misfortunesmɪˈsfɔrtʃʌnz ofʌv othersˈʌðəz .

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　加減かげんの悪わるい獅子しし

　老衰ろうすいと疾患しっかんに因よって彼かれ自身じしんに力ちからに依よる餌えさの供給きょうきゅうの出来できない獅子ししが、策略さくりゃくを弄ろうして其それ（餌えさを取とる事こと）をしようと決意けついしました。
　獅子ししは獅子ししの巣穴すあなに赴おもむき、そして其処そこに横よこになり、病気びょうきの振ふりをし、獅子ししの病気びょうきが周囲しゅういの動物どうぶつ達たちに知しられる様ように気きを配くばりました。
　動物どうぶつ達たちは彼等かれら自身じしんの悲かなしみを示しめして、１匹いっぴきずつ獅子ししの巣穴すあなに獅子ししを見舞みまいに来きた其その時ときに、獅子ししは彼等かれらを食たべべてしまったのです。
　獣けもの達たちの多おおくが此この様ようにして姿すがたを消けした後あとで、狐きつねは其その卑劣ひれつな行為こういに気きづいたのです。そして獅子ししに狐きつね自身じしんの姿すがたを見みせ、洞穴ほらあなの外側そとがわ、畏敬いけいを示しめす距離きょりを保たもって獅子ししに加減かげんはどうかと尋たずねると…、狐きつねに向むかって獅子ししは斯こう答こたえました、
　「儂わしはとても鈍なまっているよ、しかし、何なんで御前おまえはそんなに外側そとがわに立たって居いるのだ？、どうか儂わしと話はなす為ために内側うちがわに入はいってくれ」
　狐きつねは斯こう返かえしました、「いいえ、必要ひつよう有ありません、貴方あなたの洞穴ほらあなに入はいって行いく沢山たくさんの足跡あしあとが在あるのに私わたしは気付きづきました、ですが、帰かえって行いく足跡あしあとが私わたしには一ひとつも見みえないのですから」
　他者たしゃの災難さいなんから学まなべる者もの は賢明けんめいである

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