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手袋を買いに(後編)

新美南吉
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青空文庫より、
新美南吉の「手袋を買いに」
を2回に分けて読みました。
その後編になります。

※後編の中に
シューベルトの子守歌を
歌う場面が出てきます。
シューベルトの曲は
著作権フリーでしたが
日本語の歌詞にはまだ
著作権がありましたので
ハミングで歌い直しました。


《ふわっとあらすじ》

子ぎつねは一人で
街までやってきました。

帽子屋を見つけ、戸を叩くと
お母さんぎつねが言った通り
お店の人が中から少しだけ
戸を開けました。

子ぎつねは
「この手に合う手袋ください」と、
人間の手の方ではなく
きつねの手の方を出して
言ってしまいました。

しかし帽子屋さんは
子ぎつねが差し出した白銅貨が
本物だと分かると
子ぎつねに合う手袋を
ちゃんと渡してくれました。

帰り道、ある窓の下を通ると
人間の親子がお休み前の
お話をしている声が聞こえました。
お母さんは優しい声で
子守歌を歌っています。

人間も狐も同じなんだなと思ったら
急にお母さんが恋しくなりました。
子ぎつねは
お母さんぎつねが待つもとへ
急いで戻りました。

合流すると、お母さんぎつねは
泣きたいほど無事を喜びました。
そして、月明かりの中、
親子は森へ帰ってゆきました。


~・~・~・~・~・~・~

音声配信アプリstand.fmにて、
「しんいち情報局(仮)」の
「朗読しんいち」を
担当させていただいています。

しんいち情報局(仮)
広島県福山市新市町の情報をお届け!
https://stand.fm/channels/623f0c287cd2c74328e40149

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