柚起乃。~のんびり地学遅延中~

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柚起乃。~のんびり地学遅延中~

stand.fmのGeoRadioでのんびり地学を学んでいます。noteは復習に利用しています。朗読のまとめもしています。そして星の王子さまみたいな360°画像のアイコンはsekineスタジオ|Media Factory関根さんよりお借りしました。

マガジン

  • のん地~復習の小部屋~

    音声配信アプリ stand.fmのGeoRadioにて、地学を学んでいます。数字アレルギーでガチ文系脳の地球科学超初心者が、心折れながらのんびり自己アウトプット中。脱線多め。

  • 朗読しんいち、とか。

    stand.fmの「しんいち情報局(仮)」チャンネルにて、朗読の回を担当させていただいており、その元の音源をこちらでまとめています。どんな朗読が良いのか悩みすぎてこちらものんびりと迷走中です。

  • その言葉、遠吠えにつき

    妄想が生きる原動力。たまにむだ吠えすることを恥さらしといいます。

  • 「高瀬舟」森鴎外

    音声配信アプリ stand.fmにて、「高瀬舟」朗読のご依頼をいただきました。 まったくの素人ですが、心を込めて朗読しお届けしました。全7回です。

最近の記事

のんびり地学基礎 #39 補講. 付加帯

固体地球が終わったぞー! と思いましたが、 大事なことが抜けておりました(。-人-。) 日本の地質のほとんどの部分を占める バームクーヘンみたいな地層、 付加帯をやるのを忘れていた! とのことで、 今日はのんびり補講です。 付加体でも付加帯でも どちらでもいいそうですが、 帯状に作られるものなので ここでは付加帯で統一します。 海のプレートと 陸のプレートの境界(海溝)付近で、 海のプレートが沈み込むことにより 海溝に溜まった海溝充填物や プレートの上に乗っかっている

    • のんびり地学基礎 #38 日本列島の形成

      地球史、壮大でした。 全ての出来事が ドラマでした。 さて、 世界の片隅にある 私たちの住む日本列島。 外国の方に 世界地図を書いてもらうと ほぼ全員が書いてくれない らしい、日本列島。 ほんの小さな島弧 「日本」にも ドラマがあります。 今回は、 ドラマチックな 日本の成り立ちを これまた駆け足で 追ってみたいと思います。 ①、約7億年前 (先カンブリア時代、原生代)南中国の大陸縁から始まった日本 プレートの運動開始以来、 大陸はくっついたり離れたり を繰り返し

      • のんびり地学基礎 #37 地球史④「新生代」

        新生代に入ると、 爬虫類に変わって 哺乳類が繁栄します。 植物は、 綺麗な花を咲かせる 被子植物が多様化しました。 白亜紀の最後、 隕石衝突のために 地球は寒冷化しましたが、 それはごく一時的なもので すぐにまた 温暖な気候に戻りました。 新生代 (6600万年前~現在) 新生代は 古第三紀、新第三紀、第四紀の 3つの「紀」に分かれています。 ちなみに第四紀はさらに 更新世、完新世に区分され、 現在は 顕生代ー新生代ー第四紀ー完新世 となります。 現代は人類の活動が

        • のんびり地学基礎 #36 地球史③「中生代」

          中生代と言えば そう、恐竜の時代です。 好きな方はたまらないですよね(#^^#) 中生代 (約2億5200万~約6600万年前)中生代の1億8600万年間は 3つの「紀」 に分かれています。 ・トリアス紀(三畳紀) (約2億5200万~約2億130万年前) ・ジュラ紀 (約2億130万~約1億4500万年前) ・白亜紀 (約1億4,500万~約6,600万年前) です。 今回は、 「紀」ごとではなく 中生代全体を 気候、陸の様子、海の様子、絶滅 の視点から見てい

        のんびり地学基礎 #39 補講. 付加帯

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        • のん地~復習の小部屋~
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          のんびり地学基礎 #35 地球史②「古生代」

          先カンブリア時代の後から 現在までを顕生代といいます。 「目で見える生物が出てきた時代」 という意味です。 先カンブリア時代が 地球の歴史の9割でしたので 顕生代は残りの1割の 約5億4100万年間になります。 顕生代は古い方から 古生代・中生代・新生代の 3つに分けられています。 今回はその中の 古生代を見ていきます。 (約5億4100万~ 約2億5190万年前) 古生代の前半は温暖でした。 海の中の生命が多様化し、 いよいよ生命が陸上に上がる という布石の時代と言えま

          のんびり地学基礎 #35 地球史②「古生代」

          のんびり地学基礎 #34 地球史①「プレカンブリアン」

          今回から長~い地球の歴史を 全4回にぎゅっと詰め込みまして 疾風怒濤で振り返ります! 抜け落ちがあるかと思いますが ご容赦くださいませm(__)m 第1回は、 地球の歴史の90%を占める 先カンブリア時代 (プレカンブリアン)です。 地球誕生から 陸地で生命が繁栄する直前までの、 約40億年間です。 地球は約46億年前に生まれました。 ①、冥王代 ~地球の誕生~ (約46億~40億年前) 約46億年前、 原始太陽系を周る微惑星同士が 何度も衝突と合体を繰り返して、 原

          のんびり地学基礎 #34 地球史①「プレカンブリアン」

          のんびり地学基礎 #33 火山と防災

          日本には火山がたくさんあります。 それは、 東からは太平洋プレートが 南からはフィリピン海プレートが 日本付近で沈み込んでいるからです。 これらの海洋プレートは 水を抱えながら沈み込みます。 地下100㎞より深くなってくると 抱えていた水を吐き出します。 すると、吐き出された水によって マントルが溶けだし、 マグマが作られます。 そのマグマが噴出するまでには どんな経路をたどるのでしょう? まずは、マグマは浮力によって おおむね地下15~5㎞あたりまで 上昇してきます。

          のんびり地学基礎 #33 火山と防災

          のんびり地学基礎 #32 地震④「地震のタイプと速報LIVEの聞き方」

          私たちの住む日本付近では どんな種類の地震が 起きているでしょうか? 地震のタイプはさまざま①、プレート内地震(直下型地震) 大陸プレートの内部で 活断層が動くことによって 起こる地震です。 特に人々の住む 都市部で起こるものは、 海溝型地震に比べて 規模が小さくても 建物の倒壊や ライフラインの停止など 私たちの生活に甚大な 被害をもたらします。 内陸型地震や、 直下型地震ともいいます。 主に逆断層や、 横ずれ断層の地震が起こります。 1995年 兵庫県南部地震や

          のんびり地学基礎 #32 地震④「地震のタイプと速報LIVEの聞き方」

          のんびり地学基礎 #31 地震③「ビーチボール」

          プレートの境界では、 岩盤に力がかかっています。 そのため、岩盤は徐々に 変形をしています。 岩盤の歪みは いずれ限界に達し、 弾性エネルギーとなって 解放されます→地震 歪みの解放によって、 岩盤が割れてズレたところを 断層といいます。 プレート境界と断層面の関係 プレート同士がどのような 方向に動いているか、 (力がかかっているか)によって 断層のずれ方が決まります。 断層の動きには 4つのタイプがあります。 ①、逆断層(収束境界) 逆断層とは、 押し合う力が働

          のんびり地学基礎 #31 地震③「ビーチボール」

          のんびり地学基礎 #30 地震②「地震の分布」

          地震は地球のあらゆる場所で まんべんなく起きているのでしょうか? 下の模式図をご覧ください。 地震が起きる場所 赤の点々は 地下の浅い部分で地震が起きる場所。 紺の点々は 地下の深い部分で地震が起きる場所 を表しています。 日本列島では、 どこもかしこも ほぼ全域で地震が 起こっていますが、 世界で見てみると、 地震の起きる場所には かなりの偏りがあります。 もうお察しいただけている かもしれません。 そうです、 地球の地震のほとんどが プレートの境界で起こっていま

          のんびり地学基礎 #30 地震②「地震の分布」

          のんびり地学基礎 #29 地震①「地震の場所、大きさ、揺れ方」

          今回から4回にわたって 日本では避けようのない 地震を取り上げます。 地震とは?地震とは地面が揺れることです。 では、 なぜ地面が揺れると思いますか? 私たちは 硬い岩盤の上に住んでいます。 プレートの運動によって、 岩盤には常に 押したり引いたり、 強い力が加わっています。 岩盤は歪んでいきます。 歪みの限界に達すると、 岩盤は割れ、動きます。 その時の振動が波となって 地上に届き、地面を揺らします。 地震は岩盤の破壊現象です。 地震の場所①、震源 震源とは

          のんびり地学基礎 #29 地震①「地震の場所、大きさ、揺れ方」

          のんびり地学基礎 #28 ロックサイクル

          全14回にわたって 岩石について学んできました。 地球の表層にある 全ての岩石は、 地学的な作用を受けて 火成岩、堆積岩、変成岩の中で 同じまたは違う岩石に 成り変わり続けます。 このように、岩石が 姿かたちを変えながら 地球で循環する仕組みを ロックサイクルと言います。 地球内部では、 マントルのかんらん岩が溶けて マグマになります。 マグマは 地下で冷えて固まったり、 噴出して海底や地表に現れて 火成岩となり、 火山や地殻を作ります。 山となった火成岩は、 風化

          のんびり地学基礎 #28 ロックサイクル

          のんびり地学基礎 #27 変成岩②「広域変成岩」

          高温にさらされたり 高圧を受けることにより もとの石から変質してしまった 岩石を変成岩といいます。 今回は変成岩の中の 広域変成岩について学びます。 広域変成岩のできる場所接触変成岩は マグマが触れた範囲だけ 局所的に変成されるのに対して、 広域変成岩は、 下の図のように幅広で、 帯状に長く、広い範囲に 分布するのが特徴です。 どのようにして広範囲に しかも帯状に変成岩が できるのでしょうか? それは、 プレートの収束境界が 関係しています。 ①、海洋プレートの沈み

          のんびり地学基礎 #27 変成岩②「広域変成岩」

          のんびり地学基礎 #26 変成岩①「接触変成岩」

          変成岩ってイメージが 沸きにくい石かと思います。 もともとあった岩石が、 熱や圧力を受けることにより 再結晶したりして、 組織が変わってしまうことを 変成作用といいます。 岩石を構成している小さな結晶が 大きく太って成長したり マグマからの物質と化学反応をして 別の鉱物に変わってしまいます。 そのような岩石が変成岩です。 変成作用は主に 2タイプに分かれます。 接触変成作用と 広域変成作用、です。 それぞれの作用によって できた岩石を 接触変成岩、 広域変成岩と呼びま

          のんびり地学基礎 #26 変成岩①「接触変成岩」

          のんびり地学基礎 #25 火成岩④[マグマの分化]

          岩石が溶けて マグマができる方法については、 プレートテクトニクスの章でも ちょこちょこ触れてきました。 おさらいをします(#^^#) マグマになる岩石というのは、 上部マントルのかんらん岩です。 マントルのかんらん岩を 溶かす方法は3つあります。 ①、温度が上がる 周囲の高温物質に温められて マントルの温度が上がる。 ②、圧力が下がる 地表に向かって 急速に上昇するマントルは 温度はそのままに 圧力だけが下がります。 マントルが上昇する場所は、 a、海嶺 プレ

          のんびり地学基礎 #25 火成岩④[マグマの分化]

          のんびり地学基礎 #24 火成岩③[SiO₄四面体]

          今日こそはSiO₂を攻略するぞ! すると目の前に 今回のテーマである SiO₄四面体が現れた!! ううっ、(T_T) SiO₄四面体って誰ですか? まずSiO₂とは?SiO₂とは、 元素記号 Siのケイ素1と 元素記号 Oの酸素2でできた 二酸化ケイ素という物質です。 二酸化ケイ素は無色です。 ケイ素は手が4本あって 酸素は手が2本あるので、 ケイ素1つに酸素2つは 仲良く全ての手が繋がれた とても頑丈で安定した形です。 ところが、 Siは、自分の4本の手は 2人の

          のんびり地学基礎 #24 火成岩③[SiO₄四面体]