誰かが帰ってくる部屋でひとり

わたしの場合、人と一緒に住むと
ご飯を作るとかお風呂を溜める、
掃除をするとか日常生活における行動が
自分のためでもあるけれど、
一緒に暮らしている人のためにと
無意識にそう思ってくるのであって、
そう、ほんとうにゆるやかに自然と
そうなっていたのね。

なのでその相手が不在の日なんかは
ご飯も有り合わせのものだとか
お風呂もさっとシャワーでとか
いわゆるテキトーというのかしら?
いつもより手抜き全開になってたことに
一緒に暮らし始めて少しして気がついて。

べつにそれが悪いことではないし、
そういう手抜きをたまに心置きなく
できることが最高じゃない?
って方も沢山いらっしゃるのでしょう。

でも、わたしは一人で暮らしていた時は
ご飯作ったり洗濯から花を飾るところまで
自分のために結構楽しんでやってるタイプだったんですよ。
それだからか、
このテキトーさはなんだか違うぞ!
という内なる声が聞こえてきたので、
それからは相手不在で自分ひとりの時こそ、
楽しむぞ!エネルギー全開で過ごすことにしています。

そして今日は久々にやってきたひとりの夜。

朝からレシピ本を見て
自分が食べたいメニューを決めて
仕事終わりに買い出しに行く。
洗濯や掃除もすべて終わらせたら
好きなラジオや音楽を聴きつつご飯も作る。
ついでに明日のお弁当のおかずも作る。
食器も選んでちゃんと箸置きも使う。
できたての食事を並べて頂く。
そのあとはお風呂を溜め
ビュリーのバスソルトを入れて
気がすむまで浸かる。同じくビュリーの
ボディオイルで保湿もする(好きな匂い最高!)
あいまに本も読み、書き物もする。珈琲も飲む。

書き出してみると、
特に大したことはしてないのだけど
「自分のためにする(行動する)」ってことが
わたしにとっては結構重要で
気分を上げてくれ、自分を好きになるスキルで
もあるのだろうな、と。

母がたまに言うセリフ、
「誰かが帰ってくるとわかっている部屋で
ひとりで過ごす時間はいいものよね。」

この言葉の意味がようやくわかり
じわあっと沁みるのです。

ビュリーは香りはもちろん、ビジュアルも贅沢感あるよね。


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