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ガンコート加工

エピソード11

令和3年1月

ガンコート加工からエンジン部品が帰ってきました
作業前に職人さんに細かく指示をしたんですがEXマニ取り付け面の塗り忘れがあったので、ヘッドだけやり直ししてもらったんですが、これが良く無かったのかヘッドだけはポロポロと塗膜が剥がれます
再焼き入れが原因じゃないかと素人判断で思ってます(笑)

矢印が塗り忘れ部分

それよりもガンコート下処理で剥離の溶剤に漬けた後の処置が悪かったのでシリンダーに赤錆が浮いて帰ってきました

下がガンコート前、上がガンコート後

シリンダーの鋳鉄部分に赤錆が浮いてます

先程の塗り忘れ部の件と合わせて連絡すると
平身低頭でヘッドは塗り直し、シリンダーは内燃機屋でホーニングをして錆を落とさせて下さいと言う申し出がありましたが、シリンダーに関してはホーニングするのがいやだったので、まずはケミカルで落として見てダメだったら相談させて下さいと言いました

まずは錆落とし
綺麗に落ちました

錆と言うのは鉄が酸化して錆に置き換わる物だと思っているので、錆を落とすと少なからずともクリアランスが広くなると思うので再測定です

均一に錆が回っていたとは限らないので、1気筒 12ヶ所、4つで48ヶ所、測りました

一大事になる予感がしましたが、赤錆が浮き出してからそんなに日にちが経ってなかったのか、日頃の私の行いが良いからなのかは分かりませんが、事なきを得ました

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