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【遠距離→復縁】別れた翌日にするべきこと

 恋愛とは正解のないものだから、何をどう調べたってしっくりくる回答は出てきません。彼は彼しか居ないし、私も私しかいない。
 それならサンプル数が多い方がいいと思う。遠距離で、歳の差で、復縁をしたいと考えている人のためのサンプルになるように、noteを書いていきます。

〈彼と私のこと〉
はじめから遠距離(600km↑)
歳の差(10歳↑)
ネット出会い
自由気ままなネコタイプの彼
忠誠心強すぎメンヘラいぬタイプの私
LINEと電話番号しか知らない

 「復縁」で検索したりして、このnoteに辿り着くほど辛い気持ちの人にとって、少しの救いになれば幸いです。

 今日はお別れの前後についてお話しようと思います。


お別れを選んだ理由はなんですか?

 私の場合、別れた原因は彼と私の恋愛感覚があまりに違いすぎたこと。 

 私は過去の男性たちが示してきた、LINE、電話、デートの回数による愛情表現が〈普通〉だと思っていました。
 一方の彼は心で想っていれば大丈夫で、LINEや電話やデートの回数なんかで愛情を示す人ではなかったのです。物理的な繋がりは必要ないタイプ。

 そもそも、私は「好きかどうかわかんないけど、私のこと好きらしいから付き合う」という人間だったから、彼と付き合うまでは追われる恋愛しかしていませんでした。だからこそ、LINEは返信する側、電話は断る側、デートは誘われ待ちでOKだったのです。

 彼と私の恋愛にまつわる〈普通〉が、あまりにも違いすぎた。

 それでも、彼と付き合ったばかりの頃は毎日電話やLINEをしていました。彼との場合も、はじまりはやはり「私のことが好きらしいから付き合う」でした。
 大変だったのは半年後。お互いの存在に慣れ始めて、彼が普段の彼に戻りつつあった時に私が慌てたことで、軋みが生じてしまいました。

 「好きなら会いに来るんじゃないの?」
 「好きなら電話に出るんじゃないの?」
 「好きならLINE毎日するんじゃないの?」

 折悪く彼の仕事も一段と忙しくなった頃。
 遠距離だから、ちゃんと予定を立てないと会えないし、肝心の予定はいつまで経っても立たないし、LINEも電話も減っていたから、私はどんどんメンヘラ化していきました。

 試すようなことばかりして、期待通りの答えが返ってこないから「私のこともう好きじゃないんだ」って考えて自爆したり、他に好きな人ができたんだって決め付けたり。

 自分の経験から彼の好意を測って、自分の基準に則ってくれないから彼の好意を感じ取れない。この状態はとても辛かった。

 今になって聞くと、彼自身は対応を変えたつもりはなくて、連絡が減ったとすら思っていなかったらしい。当時はそんなことに思い至らなかったから、自分からお別れすることを選びました。

お別れの翌日

 遠距離での復縁は、「別れた直後に何をするか」、これが全てなのではないでしょうか。

 自分磨きはとても大事なのだけど、そもそも遠距離だから磨いても見えない。連絡不精な彼が相手では、LINEの駆け引きも通用しない。復縁から遠いどころか距離的に遠い私たちは、どうにかして彼とつながり続ける必要があります。

 別れた直後の対応を教えてくれたのは、お世話になっていた先生でした。もちろん、占いとかではなく、学校の先生です。これまでのことを愚痴混じりにお話ししたら、先生はこんなふうに仰いました。

 「まだ好きなんでしょう? その気持ちだけは伝えておくべきよ。だって彼とお付き合いしていた時のあなたは楽しそうだったもの」。

 まともな失恋をしたことがなかった私は、別れた後の相手に「まだ好き」と伝えるだなんて御法度だと思ってた。先生の言葉は、あの時の私にとって救いでした。

 助言に従って、帰り道に「好き」と「自分のことばかりでごめんなさい」、「素敵な女の人になって戻ってくるから待ってて」……そんな自分の気持ちを、LINEにしたためました。送るか否かと3時間ほど悩み続け、えいっと送信。

 すぐに「待ってるよ」と返事が来ました。
 これで大丈夫。まだ好意があることは向こうに知らせてあるので、変に回りくどいことをせずに済みます。好意を示しておくことは、その先の自分の行動に対する免罪符にもなり得るのです。

 ここで好意を示さないままお別れしてしまったら、どんなに動いても「元カノから連絡がきた。(別れたのにどうして連絡してくるの?)」という話になってしまいます。自分から別れを切り出したにも関わらず連絡するなんて、支離滅裂な行動をしていると思われかねません。

 これが、「まだ好き!」と伝えておくことで、「元カノから連絡がきた。(まだ好きだって言ってたから連絡もくるか)」になります。私の行動に、「まだ好きだから」という理由づけができるのです。別れた直後に連絡をすることで、彼と何らかの繋がりを持ち続けることができます。

 まさに、この時が私の戦闘開始。
 何をしたら「素敵な女の人」になれるかわからないけど、なんだかよく言われてる「自分磨き」とやらを頑張ろう。そんな気持ちでした。

別れても、傷だらけでも日常は続く

 別れたあとは、わりと落ち着いた毎日を送っていました。とはいえ、スマホの通知を見る癖は治らないし、彼の住む県のことがニュースやバラエティで取り上げられていると、耳がぴくぴく動きます。

 それでも、もう新たな傷は増えないし、自分が彼を傷つけることもありません。ここにはひとまず安心していたような気がする。

 昔から後ろを振り返ってばかり生きる人生だったので、別れてからしばらくは辛くてもしんどくても彼と別れるべきじゃなかったのではないかとか、あの時こうしてれば違ったんじゃないかとか、色んなことを考え続けました。

 考え続けるということは、自分の傷に焦点をあて続けるということで、とても辛いことです。でも、そこを見つめなければならないというか、むしろ見つめていたいという気持ちもありました。

 振り返ってみれば、好きなひとの事を考え続けるという点では、片想いと何も変わりません。「私のことが好きらしいから付き合う」で始まった関係が、はじめて相手のことを考える恋愛になったのだと思います。

 これがいちばんの「自分磨き」だったのかもしれません。付き合っている時には見えなかった、思いやることのできなかった彼の状況を、あらゆる角度からシミュレーション。なぜか別れてからはじめてできるようになりました。

 このシミュレーションを意識的に行うようになったのは、実は少し後のこと。これについては「自分磨き」について書く時にお話しようと思います。

最後に

 これはあくまでも私の経験談。冒頭でもお伝えしたように、彼は彼しかいないし、私は私しかいません。でも、ちょっと似てる人はたくさんいるのではないでしょうか。

 たとえば、少し自信がなくて、優しくて、恋愛に対してあまり貪欲じゃない男性。もしくは、仕事人間で、あまりかまってくれない、愛情表現が豊かではないタイプの男性。

 他好きではなく、ただただ恋愛に割けるリソースがものすごく低くなったタイミングで、上にあげたようなタイプの男性と別れた場合は、参考になるかもしれません。

 LINEをはじめとするSNSで繋がっていなければ何の接点も無くなってしまう、ネット出会い・遠距離恋愛の私たち。別れることはとてもこわいことですが、そこを始点にできることもあるのです。

 だからこそ、別れた後ですぐに好きであることと、それでも別れは覆さない覚悟、そしてまたいつか会いたいことを伝えてくださいね。

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