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5歳になりました。

まったく未知の生物が我家にやってきて早5年。
そもそも、プラモデルを作るのもなにかをやり始めるのも
説明書を読まずに先ずは触ってみるから入るので、いつも
何とかなるだろう的なスタートです。
奇跡的に全てそれなりに上手く行ってるのが恐ろしい所ですけど・・。
ぴ~たんは当初、認知症介護の患者さんが世話をするという
プロセスで我家にやって来ました。
卵から生まれたと言う報告から約10日後にJRに乗って千葉県から
山口県迄早い親離れです。
最初は箱の隅に身を寄せて目も合わせてくれなかったのですが
我家に居るデグーマウスと仲良くなり翌日には緊張もほぐれ
家の廊下を走り回るくらいまで定着。
食欲もビックリするくらい食べて日に日に大きくなりました。

まだクチバシがゴム人形のような柔らかさでひっくり返ると自分では
起きられないと言うカワイさです。
何を食べさせて良いのかわからず取り敢えずインコや文鳥の餌を
与えてたのが懐かしいです。
そのうち、庭デビューをすると手当たり次第に植物を食い漁り
更には小さいゴキブリやクモ、ダンゴムシ、オタマジャクシを
自分の体の体積位食べる日々が続きます。
その頃、ようやくアヒルの飼い方のような書籍を図書館で見つけ
一応目を通します。
まぁ・・大まかには間違ってない飼い方だったらしい ww

で、ある程度、体がしっかりしてきたところで介護施設デビューです
予想通りと言うか・・おじーちゃん、おばーちゃんのアイドルとなり
みんなに愛されるように・・・
そうなると、ぴ~たんは人間社会に溶け込み誰に対しても怖がらない
超優等生のアヒルの階段を駆け上がります。

そうしておよそ1ヶ月が経とうとしたときには何となくヒヨコから
大人のアヒルになる中間地点へ。

二か月目に突入すると黄色い産毛から白い羽に変わります
(↑ 上の写真では頭がまだ産毛ですね)

そして約50日位で ↑ こんなかんじになります

3か月目に突入したぴ~たんはもうひよこの面影は有りません。
完全なるアヒルです。
介護施設でも、人がする事にとても興味を示し宅急便のおにーちゃんが
来ると一番先にでて何かをやらなければとあたふたしています。
この頃から、あひるの底知れぬ知能を見せつけられるのです。

介護施設にあひるが居て、認知症の患者さんと日々楽しく暮らしている事が
噂を呼び、メディアが度々来るようになりました
介護施設では犬や猫はよくあるパターンですがアヒルとなると、
本当にいないから珍しいのです
それも、ペットとしてではなく自由なスタッフとしている訳ですから
普通の人は驚いちゃうんですね。

そんなぴ~たんも今は介護施設を卒業して我家の庭を守る
ガードマンとして過ごす毎日です。
ウリ坊や野良猫とも仲良く遊べて、近所の人たちのアイドルとして
5年間駆け抜けて来ました。
ぴ~たんは少し落ち着きが出て来た感じですが、まだまだおしりを
振って町内を散歩しみんなの笑顔を誘っています。

そんな毎日がこれからも続くとなると楽しみでしょうがないのです。
恐らく都市部では色々と飼うのにはハードルが高いかも知れませんが
山口県では犬や猫を飼うのとそこまで変わらないのも田舎の
良い所です。

多分・・ぴ~たんも毎日を楽しんでいる筈です。

そんな5月28日はぴ~たんが卵の殻から出て来た日でした。

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