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元機械加工員だけど量子コンピュータと組織開発をまとめて語ってみた

先にいいますけど人事系の話になる予定ですと前置きして、、、

先日、IBMの量子回路のシミュレータ「Qiskit」を使ったグローバーアルゴリズムについて話をする機会がありましたので、その凄いところを書きます!(既に何語かわからない、、、)

参加者の皆さんはAIの専門家の人たちで、私と違ってチョー頭の良い人ばかりだからこの感動伝わらないかなあ。。。

量子コンピュータは凄いんですよ!例えばくじ引きがあったとして、量子じゃないコンピュータとどっちが先に当たりに辿り着くか対決したら、ほぼ量子コンピュータが勝ってしまうんですよ!どれくらい強いかというと100万回くじ引きをしたら量子じゃないコンピュータは500回に1回勝てるかどうかくらいの圧倒的な強さなんですよ。

インチキじゃん、、、

そうなんです。インチキなんですよ。量子(長いからりょうこに改名しておきます(笑))。量子にはオラクルっていう神様が入っていて、くじを引く前に当たりがわかっているんですよ。ただ神様は恥ずかしがり屋で絶対答えを教えてくれないし、無理やり見ようとすると消えてしまうんですよ。

そこで神様の心の中を覗こう考えたのがグローバーアルゴリズムってやつなんですよねえ(素晴らしい)。これは218年も前の「ヤングの実験」ってやつに遡るんですが、要は「光は波か粒か」って議論があって、今も結局良くわかんないからどっちもアリにしようって落ち着いて、光の居場所を算数の式にしておきましょうってなったんですよ。その式そのものがグローバーさんの原点なんですけれど、ちょっと中途半端なので誰かもうひと捻りして神様と意思疎通できるようにならないかなあ、、、

そこで「光は波か粒か」って議論に戻るんですが、結局よくわからないからニールス・ボーアって人が「相補性」って考え方で一件落着しようってなったんですよね。お互いが補い合ってはじめて光を成しているんです(うーん、いきなり物理に哲学を持って来るところがステキ過ぎる、、、)

前置きが長くなり過ぎたけどこの「相補性」って考え方が組織開発の原点だと思います。似ているから好き(類似性)と違うから好き(相補性)はどっちも正しいけれど、異なるものを受容した時初めて人間の脳は違いを感じて対応しようと努力するんです。そこに人間の成長があるんですよね、だから成長する組織=相補性(多様性)のある組織なんです。

ソーシャルブレイン仮説という人間はなぜ進化したのかという議論があるのですが、人は組織で動き狩猟を行ってきたが故に複雑なコミュニケーションを必要として人間の脳は飛躍的に進化してきた。まさにこれですよね組織開発で求めていたことは。

ちなみに光の話は波の世界と粒の世界がパラレルワールドになっているって考え方もあるんです。それがまさに映画「君の名は。」の三葉が死亡した世界Aと、避難に成功した世界Bのことなんですよね(うーん、今日は飲み過ぎで話がだいぶ飛んでる気がする、、、)。

今日はワイン2本開けた後の作文なのでちょっと不安だけど、いつも最後まで読んでいただきありがとうございました!

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