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アンコンシャス・バイアスは、いつの間にか日本特有の○○格差問題の話

最近YouTubeで、日本の音楽やアニメを賞賛する海外からのリアクション動画にハマっています。どうも日本人の反応を見てもイマイチ楽しく無いんですが、外国人の方が驚いている姿を見るとなんか嬉しいんですよね。

って、こういうのは「アンコンシャスバイアス」と言うんです。心理学で言うところの「認知バイアス」の一種です。

ちなみに「アンコンシャスバイアス」って言葉は日本の広告会社やNPO団体などが流行らせているので、海外ではあまり馴染みは無くて「コグニティブバイアス」が一般的です。

どうもこの手の話を性別に結びつけたがる人が多いようで、日本では男女格差の問題に仕立て上げられしまっています(笑)

そもそも「バイアス(偏見)」とは何なのか?

私たちの身の回りにはありとあらゆる情報が転がっているんです。スマホのアプリ、電車で立っている人、駅の広告物、小鳥のさえずり、靴底に感じるコンクリートの硬さ……あげたらきりがありません。

そして、人はそんな情報の渦に囲まれて生活していますが、人間の脳というのは周りの情報の99.999996%も処理できていないと言われています。

だからこれら情報を取捨選択しながら不確実なものを予測し、判断して、意思決定を行うために、この「バイアス」というものが脳の認知をサポートするショートカット機能として作用してくれているんです。脳の認知のバグとも言われています。

「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」とは膨大な情報から自分を守るために編み出された盾なんです。

しかし、これはポケモンに出てくる「諸刃の剣盾(ずつき)」のようなもので、自分の首を絞めてしまったり、時には誰かを傷つけてしまったりする危険なものなので、使い方を誤らないように向き合っていかなければなりません。

ここで質問です(笑)

「最近のアイドルグループは皆同じ顔している」
「昔は良かったなあ、と呟いてしまう」
「自分のnoteはみんなが見てくれている」
「この前この店来たよね?」
「自分の思ったことが流行ることがある」

皆さんはいくつ心当たりがあったでしょうか?そうなんです、これらはみんなバイアスですって言っても当たり前のことなんで何の心配も入りません(笑)。

このバイアスがたびたび問題になるのは、会社組織のマネージャのある行動なんですよ。それは「人事評価」です(まあ、言われなくても分かりますよね笑)。

「あなたは残業が長いから評価が高い」
「あなたは介護で時短だから評価が低い」
「あなたは○○大学出身だから、、、」
「いつも一緒に飲みに行くから、、、」

いくらでもありますよねえ。まあマネージャも人間なので過大な期待は禁物ですが、日本の人事評価は全く機能していません。

そうなると、人事は評価項目をどんどん細かくして細分化するんです。「細分化すると評価精度が上がる」という誤ったバイアスのお陰で、現場の実態と合わなくなってきて、より不正確な評価となるのです。

そうすると余計にマネージャの好みや感情、取り巻きに左右されるようになり、結局は「やる気」「元気」(どっかの政治家さんでいたなあ笑)に加えて「忖度」っていうどうでも良い指標が生き残ってしまいます。

あー、悲しい。

ってことで、お昼のランチ探しに「ぐるなび」の評価確認しよっ!はいプライミング効果です(笑)。


今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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