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「デート代は男がおごって」発言炎上にみる日本社会と鵜飼の話

ちょっと前に話題になった話だが、セクシー女優・深田えいみさんが「デート代は男性におごって欲しい」とTwitterに投稿したことに「古い」「キモい」などと批判が殺到して、謝罪に追い込まれたことがあった。

個人的にはピアノ系Youtuber「ゆゆうた」とのからみが面白くて印象的な女優さんである(笑)

ところでこの「デート代はだれが出す」って話は今に始まったわけではなく度々話題になっている気がする。

たぶん論点はいくつかあって、ジェンダー平等論的に言えばお互いで「割り勘」にするってのがいいんでしょうし、日本文化特有の性別による役割分担の発想なら「男性」が払えば良いくらいの発想で良い気がする。

しかし、6月20日に世界経済フォーラムより公表された「ジェンダーギャップ指数」では146カ国中125位の国であるので、この議論は一筋縄には行きそうもない(笑)

ただし、この話がバブル期真っ只中の日本なら男がじゃんじゃん払ってあげればいいじゃんで済んでしまったかもしれないが、今の若者は現実問題カネがない

ご存じのように、この30年間、諸外国で着々と賃金が上がっている中で、日本だけが取り残されてしまい、いつの間にか気がついたら、平均給与ではついにお隣の韓国にまで抜かれてしまっているれる。

しかも、その底辺にいるのが若者たちである。

なぜなら日本の会社のほぼ9割はいまだに「年功序列」社会なので、「後払い賃金」という考えのもと、ベテラン社員に必要以上に給料を捻出するため、社歴の浅い若者の給料は生活水準ギリギリまで低く抑えられる傾向がある。

実際問題、この状態で「デート代はだれが出す」って話をしてもお互い無い袖を振れないわけで、
じゃあデートしなければいいじゃんって話にもなりかねない、、、深刻な日本の経済問題です。

ところで、この議論を男性の心理から見たときに男性がおごることに対し、純粋にプレゼントをしているのか、それともちょっとづつ貸しをつくって将来大きな還元を期待した投資なのか、のいずれかの判断をとっさにしているんじゃ無いかと思っています。

どれも大した差があるわけでは無いが、少なくとも「もっと近づきたい」とか「付き合いたい」、「〇〇したい」などと言った理由があるからおごるという行動をとっているかも知れない。

ところで話は飛びますが「鵜飼」という職業はご存知でしょうか?

鵜飼とは、鵜を巧みに操って川にいる魚を獲る漁法のことで、なんと1300年もの歴史があります。

鵜は、いつもたっぷり餌を与えてもらってラッキーと思ってしまい、ついついと鵜飼の餌をたっぷりと食べてしまう。いつのまにか人間に懐いてしまって、なんでも鵜飼の言うことを聞いてしまう。

気がつくといつの間にか鵜は、採った魚を胃袋まで飲み込めない様に首を鵜飼いの手元の紐で縛られているんですよ。

まさに鵜飼はちょっとづつ貸しをつくって、ちゃんと投資した分を回収をしていたんですよね。

もしかしたら奢られる時って「鵜飼」と「鵜」の関係かも知れないので、ちゃんと紐で繋がれてないか確認した方が良さそうですね笑、、、

でも、鵜って顎の力が強い鳥で有名なんです。「パクッ」と咥えられると一瞬で魚が死んでしまいますので、くれぐれもお気をつけて!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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