2LDK

君がいない君がいない君がいない
この部屋に残された
君の赤いTシャツが愛しい
君といた証拠が
ここにはあったの
君がいない君がいない君がいない
この街にはもう
何も無いからさ
君がいたことが
とってもとっても苦しい

笑顔が落ちる
ここは二人のキッチン
狭かった部屋が広く感じる
あのシミでさえも意味を持って
ありきたりな歌詞が心に染みる

いつだって君は不安定で
何をするにも私が必要でしょう?
そう思っていたのが
自分だけだと知った

君がいない君がいない君がいない
この部屋に残された
君の息遣いが苦しい
君といた証拠が
ここにはあったの
君がいない君がいない君がいない
この街に出れば
私は1人になる
君との思い出が
とってもとっても苦しい

愛想笑いが響く
この静かなリビング
小さかった音が大きく聞こえる
喧嘩でさえも愛を感じて
ありきたりな慰めが私を保つの

いつだって私は自分勝手で
何をするにも君を頼るの
そうわかったのは
君がいなくなってからでした。

君がいない君がいない君がいない
この部屋に残された
君の声がとても愛しい
どこにも行けず
ただ君を待つの
君がいない君がいない君がいない
この部屋に残された
この荷物の分だけ
君に会える気がして
そんなことを思う自分が
とってもとっても苦しい

君が今何をしてるのか
君もこんな思いでいるのか
君も後悔をしてくれているのか
そんなことばかりが気になる
そんな休日の夜明け

街を歩けば君との思い出がよぎる
君を探してしまう
もうそろそろ
この街を離れなきゃな。

君がいない君がいない君がいない
この部屋に残された
君との全てが愛しい
君といた証拠が
ここにはあるの
君がいない君がいない君がいない
この街は
君だらけ君だらけ君だらけ
そんなこの世界が
とってもとっても苦しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?