「行ってきます」が言える場所

私が電車を乗り降りする最寄駅に、デイ◯ーヤマ◯キができた。

我が家は、駅から歩いて1分のところにあるため、駅はもう、我が家と言ってもよい。

私はたいていは朝、自分で豆を挽いてコーヒーを飲んでから出勤するのだが、時間がない時には、コンビニでコーヒーを買う時もある。

缶コーヒーは苦手なので、機械でドリップするコーヒーだ。

私は常々、駅にあの機械を置いている店ができてほしいと思っていた。願っていた。

のが、今回できたのだ!

それで早速、出勤前にお店に寄って、コーヒーを買った。店員さんのおばちゃんは、まだレジになれていないようで戸惑いながら、会計をしてくれた。

コーヒーを機械で入れて、店を出る瞬間、「行ってきまーす」と思わず言葉が出た。
店員さんは「ありがとうございました」だったかもしれないが、私にとってこのお店は、行ってきますが言える場所だなと思った。

夫と二人暮らしで、たいてい夫は朝先に出るから、私が行ってきますを言える相手がいなかった。
改めて、行ってきますが言えるって、ちょっと嬉しいことなんだなと感じられた。

そして、帰ってきたら、ただいまーという気持ちになるだろう。

今朝は出勤途中、店の前では若い店員さんが、おじいちゃんと話していて、店員さんがおじいちゃんを「いってらっしゃいませ〜」と送り出していた。

めっちゃ田舎というわけではないけど、お店がほとんどない駅で、ヤマザキさんは、ちょっとした憩いの場所になるのでは、と密かに感じている。

世知辛い世の中だけど、行ってきます、行ってらっしゃい、ただいま、お帰りが飛び交うような、ほっこりする場所になれば良いなー。

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